ガワー今や眠りが、どんちゃん騒ぎを鎮めた。
家中に聞こえる音は、いびきだけ。
この上なく豪勢な婚礼の宴で
腹を膨らませた胸から、ひときわ高く響く。
燃える炭火のような目をした猫は、
今、鼠の穴の前に身をかがめ、
炉口では蟋蟀が歌う。
喉が渇いているだけ、いっそう陽気に。
婚姻の神ヒュメンは、花嫁を床へ導いた。
そこで処女を失うことにより、
赤子が形づくられる。ご注目を。
あっという間に過ぎる時を、
皆様の見事な想像力で巧みに補ってください。
無言の見せ物は、私が言葉で明らかにしましょう。
ガワー暗く、苦しい幾つもの土地で、
ペリクリーズを丹念に捜す手が、
世界を一つにつなぐ、相対する
四つの隅々にまで伸びてゆく。
馬と帆船と莫大な費用が
探索の役に立つかぎり、あらゆる手を尽くして。
ついにタイアから、奇妙な問いに
名声が答えるかのように、
サイモニディーズ王の宮廷へ
手紙が届く。内容はこうだ。
アンタイオカスと、その娘は死んだ。
タイアの者たちは、ヘリケイナスの頭に
タイアの冠を載せようとしたが、
本人はまったく受けつけない。
起こった反乱を、急いで鎮め、
王ペリクリーズが
十二の月のうちに帰国しなければ、
皆の決定に従い、
冠を受けようと告げた。この知らせが
ここペンタポリスに届くと、
周りの国々まで歓喜にさらわれ、
誰もが手を打ち鳴らして声を上げた。
「われらの王位継承者は、一国の王だ。
誰が夢見た、誰がそんなことを考えた」と。
手短に申せば、王子はここを去り、タイアへ向かわねばならない。
身重の王妃も、一緒に行きたいと望んだ——
誰がその望みに逆らえよう——
二人の悲しみ、嘆きは、すべて省きましょう。
王妃は乳母のライコリダを連れ、
こうして海へ。船は揺られ、
ネプチューンの波に。竜骨は海の半ばまで
切り進んだ。だが運命の気分は
再び変わる。身の毛もよだつ北風が、
かくも激しい嵐を吐き出し、
命を守ろうと潜る鴨のように、
哀れな船は、上へ下へと翻弄される。
王妃は悲鳴を上げ、ああ、何たることか、
恐怖のため産気づく。
この凄まじい嵐に続く出来事は、
それ自らに、自らを演じさせましょう。
私は語るまい。これより先は、
芝居が具合よく伝えられる。
私の語りでは、伝えきれぬものを。
皆様の想像のうちで、
この舞台を船にしてください。その甲板に、
海に揉まれたペリクリーズが現れ、口を開きます。
