ルイ王太子メルーン卿、これを書き写させ、
我らの覚えとして大切に保管せよ——
原本は、この諸卿に返すのだ。
公正な取り決めを書面にしておけば、
彼らも我らも、この記録を読み返し、
何のために聖餐にあずかったかを知り
誓いを固く破ることなく守れるように。
ソールズベリー伯我々の側からは決して破りません。
そして、高貴なる王太子、自ら進んでの熱意と
忠誠を、誰にも強いられず、
殿下の行動に誓っておりますが。それでも信じてください殿下、
私は嬉しくはないのですこの時代のこれほどの傷が
軽蔑される反逆に貼り薬を求め、
一つの傷の根深い腐れを治すのに
多くの傷を作ることが。ああ、魂が痛む、
この腰から鋼を抜かねばならぬことが
未亡人を作るために!ああ、しかもここで
名誉ある救出と守りが
ソールズベリーの名を呼んでいる場所で!
しかしこの時代の病はそれほど深い、
我らの権利を健康にし、治療するには、
手を結ぶほかないのですほかならぬ
むごい不義と混乱した不正の手と。
そして痛ましいではありませんか、ああ苦しむ友たちよ、
この島の息子であり子供である我らが、
こんな悲しい時を見るために生まれたとは。
母なる島の優しい胸の上を
異国の行進について歩き、その敵の列を
埋めるとは——私は身を引いて泣かねばならない
やむなく選んだこの大義の汚点のために——
遠い国の貴族たちに、箔をつけ、
見知らぬ旗にこの地で従うとは?
何と、この地で?ああ祖国よ、移れたなら!
そなたを抱く海神ネプチューンの腕が、
自分で自分が分からぬほど遠くへ運び、
異教の岸にそなたをつなぎとめてくれたなら。
そこではこの二つのキリスト教の軍が
憎しみの血を同盟の血管に合わせられるだろう、
これほど隣人にあるまじく血を使わずに!
ルイ王太子高潔な気性を見せてくれたな。
大きな思いがその胸で、組み合って
高貴さの地震を起こしている。
ああ、何という高潔な戦いを戦ったことか
やむをえぬ事情と勇ましい心がけの間で!
この名誉の露を拭わせてくれ、
そなたの頬を銀色に流れている露を——
私も女の涙には心が溶けたことがある、
よくある水の氾濫には。
だがこれほど男らしいしずくがあふれること、
魂の嵐が吹き上げたこのにわか雨には、
目が驚く、もっと激しく胸が騒ぐ
天の丸い頂き一面に
燃える流星が描かれたのを見たときよりも。
顔を上げよ、名高いソールズベリー、
大きな心で嵐を払いのけよ——
その水は、赤子のような目に任せておけ
巨人たる世界が怒るのを見たこともない目に。
運命に出会ったことがあるのも宴席だけ、
熱い血と、笑いと、おしゃべりに満ちた席だけという者に。
さあ、さあ。そなたも同じ深さまで手を突っ込める
豊かな繁栄の財布に
このルイと同じに——そうだ、諸卿、皆もだ、
筋の力を私の力へ結び合わせてくれる者は。
しかも今そこで、天使が語った気がする——
ルイ王太子見よ、聖なる使節が足早に来られる、
天の手から我らへ許しを与え、
我らの行いに正義の名を置くために
聖なる息で。
パンドルフ枢機卿御挨拶申し上げる、高貴なるフランスの王子!
続いて申すことは、これです、ジョン王は
ローマと和解した。あれほど聖なる教会に、
大いなる都ローマの聖座に
背を向けたその心が、帰順した——
ゆえに脅す軍旗は今こそ巻き収めよ。
荒れ狂う戦の野蛮な魂を飼い慣らせ、
手ずから育てられた獅子のように、
平和の足もとに穏やかに横たわり、
恐ろしいのは見かけだけで害は与えぬように。
ルイ王太子お許しください、私は退きません——
私の生まれは誰かの持ち物になるには高すぎる、
指図される脇役にも、
都合のよい下男や道具にもなりません、
世界のどんな君主が相手でも。
この懲らしめられた王国と私の間で
消えた戦の炭に初めて火をつけたのはあなたの息、
その火を養うものを運び込んだのもあなた。
今ではあまりに大きくなりすぎて吹き消せない
火をつけたその同じ弱い風では。
権利の顔を見分けるすべを教えたのはあなた、
この国への私の権利を知らせたのはあなた、
そうだ、この企てを私の胸へ押し込んだのだ。
それが今やって来てジョンがローマと
和睦したと言うのですか?その和平が私に何の関係がある?
私は、婚姻の誉れによって、
幼いアーサーに次いでこの国は自分のものと要求する。
今、半ば征服したのに、退かねばならぬのですか
ジョンがローマと和睦したから?
私はローマの奴隷か?ローマは何ペニー出した、
どれだけ兵を出した、どんな軍需品を送った、
この事業を、支えるために?この費用を
負担しているのは私ではないか?私と、
私の要求に従う者のほかに、
誰がこの仕事に汗を流しこの戦を支えている?
島の者たちが叫ぶのを聞かなかったか
「国王万歳!」と私が町々を回ったときに?
私はここに最高の札を持っているではないか、
王冠を賭けたこのたやすい勝負に勝つための?
今ほとんどもらったこの一勝を捨てろというのか?
いや、いや、魂にかけて、そんなことは決して言わせない。
パンドルフ枢機卿この事業の外側しか見ておられぬ。
ルイ王太子外でも中でも、私は帰らない
私の企てが十分な栄光を得るまでは
大きな望みに約束されたほどの栄光を
この勇壮な軍団を率いる前に、
世界からこの燃える魂たちを選び集める前に、
征服をにらみつけ名声を勝ち取るため
危険と死の顎の中でさえも。
ルイ王太子何だあの威勢のいいラッパは我らを呼ぶとは?
私生児世間の公正な作法に従って、
お聞きいただこう。話すために遣わされた——
聖なるミラノの猊下、王から、参りました
王のためにどのように交渉されたか伺うために。
そのお答えによって、私は自分の舌に
許された範囲と権限を、承知いたします。
パンドルフ枢機卿王太子はあまりに頑なに逆らい、
私の願いに折り合いをつけようとしない。
武器は置かぬときっぱり申しておる。
私生児怒りがこれまで流させたすべての血にかけて、
若者はいいことを言う。では我がイングランド王のお言葉を聞け。
王の威厳がこの私の中でこう語る。
用意はできている、当然用意もする——
この猿真似の、無作法な押しかけ、
この鎧を着た仮面劇と無分別な馬鹿騒ぎ、
このひげもない生意気と子供の兵隊を、
王は笑っておられる。そして十分に用意しておられる
この小人の戦、このちびの軍をむち打って
御領土の囲いから叩き出す支度を。
そなたらの戸口でさえ力を持っていたあの手、
そなたらをぶん殴り半戸を飛び越えさせ、
隠れた井戸へ桶のように潜らせ、
馬小屋の板の上の敷きわらにうずくまらせ、
質に入れた品のように箱や大きな衣装箱の中に閉じ込めさせ、
豚と抱き合い、大事な安全を
地下室や牢で探させ、そなたらの国の鴉に、
鳴かれただけでおののき震えさせた手、
その声を武装したイングランド兵と思わせた手。
その勝利の手がこの地で弱るものか、
そなたらをその部屋まで行って懲らしめた手が?
否——勇猛なる君主が武装していると知れ
巣の上を高く舞う鷲のように、
巣へ近づく害に急降下するために。
そしてこの落ちぶれ者、この恩知らずの反逆者ども、
いとしい母イングランドの腹を切り裂く
血まみれのネロどもよ、恥じて赤くなれ。
そなたら自身の奥方や青白い顔の娘たちが
女戦士のように太鼓のあとを軽やかに進み、
指ぬきを鎧の手袋に変え、
針を槍に変え、心も変えている、その優しい心を
激しく血を求める思いへ変えているぞ。
ルイ王太子大言壮語はそこでやめ、無事に向きを変えて帰れ。
口げんかならそなたの勝ちと認めよう——さらば。
我らの時は貴重すぎる
そんな口やかましい者に費やすには。
パンドルフ枢機卿私に話をさせてくれ。
私生児いや、私が話す。
ルイ王太子どちらも聞かぬ。
太鼓を鳴らせ。戦の舌に
我らの権利とここにいる理由を語らせよ。
私生児確かに太鼓は、叩かれれば、声をあげよう。
そなたも叩かれればそうなる——その太鼓の鳴りで
こだまを一つ起こしてみよ、
すぐそばに張りを整えた太鼓が待っている
そなたと同じ大きさで、鳴り返す太鼓が。
もう一つ鳴らせば、もう一つが
同じ大きさで空の耳をがらがら鳴らし
太い声の雷をからかおう——すぐそこに、
ここにいる足取りの定まらぬ使節など頼りにせず、
必要というより戯れにこの人を使った、
勇猛なジョンがいる。その額には
あばら骨をさらした死神が座し、その今日の仕事は
何千ものフランス人を丸ごと食らう宴だ。
ルイ王太子太鼓を鳴らせ、その危険を見つけに行く。
私生児見つかるとも、王太子、疑うな。
