グロスターこのように、最も明るい日も、時には雲に覆われる。
夏のあとには、いつも、
怒りに満ちた、肌を刺す寒さを伴う、不毛な冬が来る。
季節が過ぎるように、憂いと喜びも、満ちては去る。
皆、今、何時だ?
従者十時です、閣下。
グロスター十時は、罰を受ける妻が来るのを、
私が見届けると定められた時だ。
あの柔らかな足で、硬い石畳を踏み、
耐え抜くことなど、ほとんどできまい。
優しいネル、その高貴な心には、さぞ耐えがたいだろう、
卑しい民衆が、その顔を眺め、
悪意ある目で、そなたの恥を笑うのは。
かつて、そなたが意気揚々と町を進んだときには、
誇らかな馬車の車輪を追ってきた者たちが。
だが、待て! 来たようだ。涙に濡れた、この目に、
あの苦しみを見る覚悟をさせよう。
従者殿下のお許しを。州長官から、奥方を奪い返しましょう。
グロスター命が惜しければ、動くな。そのまま通らせよ。
グロスター公爵夫人わが夫よ、私の恥が、さらされるのを見に来たのですか?
今や、あなたも、贖罪をさせられている。あの目をご覧なさい!
目まぐるしい群衆が、あなたを指さし、
頭を振り、視線を投げつける、そのさまを!
ああ、グロスター、あの憎い目から身を隠し、
部屋に閉じこもって、私の恥を嘆き、
あなたと私、二人の敵を呪いなさい!
グロスター耐えてくれ、優しいネル。この悲しみは忘れるのだ。
グロスター公爵夫人ああ、グロスター、ならば、自分が誰かを忘れる方法を教えて!
私が、あなたの妻であり、
あなたが王族、この国の護国卿だと覚えているかぎり、
こんなふうに、引き回されるはずはないと思ってしまう、
恥辱を鎧のようにまとい、背には罪状書きを負わされ、
涙を見ること、胸の底からの呻きを聞くことを、
喜ぶ下賤な群れに、あとをつけられて。
情け容赦ない石が、柔らかな足を切り、
私が飛び上がれば、悪意ある民衆が笑い、
足もとに気をつけろと、声を浴びせる。
ああ、ハンフリー、この恥の軛に、どうして耐えられる?
私が再び、世間を見ようと思うとでも?
陽の光を楽しむ者を、幸せだと思うとでも?
いいえ。闇が、わが光となり、夜が、わが昼となる。
かつての華やかさを思うことが、わが地獄となる。
時には、こう言うでしょう。私は、ハンフリー公の妻、
あの人は王族、この国を治める方だ、と。
だが、何という治め方、何という王族でしょう、
見捨てられた妻の私が、もの珍しい見世物となり、
ついてくる、あらゆる暇な悪党に、
指をさされるまま、そばに立っていたのですから。
でも、あなたは穏やかに。私の恥に、顔を赤らめないで。
そして、死の斧が、
あなたの頭上に掛かるまで、何があっても動かないで、
まもなく、必ず、そうなるのだから。
サフォーク、あなたを憎み、私たち皆を憎む女を、
思いのままに操る、あの男と、
ヨーク、そして不信心なボーフォート、あの偽りの坊主が、
皆、鳥もちを塗った藪を仕掛け、あなたの翼を罠にかけている。
どれほど巧みに飛ぼうと、必ず絡め取られる。
でも、足を罠に取られるまでは、恐れないで、
敵の企てを防ごうなど、決してしないでいなさい。
グロスターああ、ネル、もうよせ! そなたの狙いは、すべて外れている。
罪を犯して、初めて私は罪人とされる。
敵が、今の二十倍いて、
その一人一人が、今の二十倍の力を持とうと、
私が忠実で、誠実で、罪なき者であるかぎり、
誰一人、私に損害を与えることはできぬ。
この恥辱から、そなたを救い出せと言うのか?
それでも、そなたの汚名は拭えず、
私は、法を破ったために危うくなるだけだ。
そなたを最も助けるのは、静けさだ、優しいネル。
どうか、心を、耐えることになじませてくれ。
この数日だけの見世物も、すぐに人の記憶から消える。
伝令殿下を、陛下の議会へ招集いたします、
来月一日、ベリーで開かれる議会へ。
グロスター事前に、私の同意を一度も求めずにか!
これは密かな企みだ。よかろう、出席する。
グロスターわがネル、ここで別れを告げよう。それから、州長官、
妻の贖罪が、国王の命令を越えぬようにしてくれ。
州長官殿下のお許しを。私の任務は、ここで終わります。
これからは、ジョン・スタンリー卿が、
奥方をマン島へ連れていくよう、命じられております。
グロスタージョン卿、そなたが、この妻を預かるのか?
スタンリーそのように命を受けております、殿下。
グロスター私が、妻をよく扱ってくれと頼むからといって、
かえって、ひどく扱わないでほしい。世の形勢は、また笑うこともある。
そなたが妻に親切を示してくれれば、
私も、生きて、そなたに親切を返す日が来るかもしれぬ。
では、ジョン卿、さらばだ!
グロスター公爵夫人何です、もう行くのですか、別れの言葉もくださらずに!
グロスターこの涙が証人だ。ここに留まり、言葉を紡ぐことはできぬ。
グロスター公爵夫人あなたも行ってしまったの? すべての慰めも、あなたとともに行け!
私のもとには、何一つ残らない。わが喜びは死。
その名を聞くだけで、かつては幾度も恐れた死、
この世が、永遠に続けばよいと願っていたから。
スタンリー、お願い、行きましょう。ここから連れ出して。
どこへでもよい。情けは求めません。
ただ、命じられた場所へ、私を運んでください。
スタンリー奥方、それは、マン島です、
そこで、身分にふさわしく扱われます。
グロスター公爵夫人それなら、ひどい扱いになる。今の身分は、恥そのもの、
ならば、恥ずべき扱いを受けるのですか?
スタンリー公爵夫人、ハンフリー公の奥方として、
そのご身分に、ふさわしくお扱いします。
グロスター公爵夫人州長官、さらば。私より、よい運命を得なさい、
あなたが、私の恥を先導した者であっても。
州長官これが、私の職務です。奥方、どうか、お許しを。
グロスター公爵夫人ええ、ええ、さらば。あなたの職務は終わった。
さあ、スタンリー、行きましょうか?
スタンリー奥方、贖罪が終わったら、その白い布を脱ぎ、
旅の装いを整えに参りましょう。
グロスター公爵夫人この布を着替えても、恥を着替えることはできない、
いいえ、最も豪華な衣をまとっても、その上に垂れ下がり、
どのように着飾っても、姿を現すでしょう。
さあ、先に立って。わが牢を見るのが待ち遠しい。
