アルトワご様子はいかがです、殿下? 矢傷を負われたのでは?
エドワード王子いや、親愛なるアルトワ。土埃と煙に息を詰まらせ、
息と新鮮な空気を求めて、脇へ退いただけだ。
アルトワでは、ひと息ついたら、また戦へ。呆然としたフランス軍は
鴉を見上げ、すっかり浮き足立っています。
矢筒がもう一度、矢で満たされさえすれば、
今日が輝かしい一日となるのをご覧に入れます——
ああ、もっと矢を! 神よ! 足りぬのはそれだけです。
エドワード王子勇気を出せ、アルトワ! 羽根つきの矢など、いちじく一個の値打ちもない、
羽ある鳥が我らの側で打ち返してくれるなら!
何を戦い、汗を流し、大騒ぎする必要がある、
口汚く罵る鴉が、敵を罵り負かすというのに?
立て、立て、アルトワ! 地面そのものが武装している、
中に火を宿す火打ち石で。弓兵に命じろ、
美しく色塗られたイチイの弓を投げ捨てさせ、
石で戦え。行け、アルトワ、行け。
私の魂は、今日の勝利を予言している。
フランス王ジャン我らの大軍は、自らの数に乱され、
狼狽し、気も狂わんばかり。突然駆け出す恐怖が
冷たい戦慄を、全軍へ羽音立てて運んだ。
ほんの小さな不利が生じるたび、
恐怖に憑かれた卑しい魂は、逃げろとけしかけられる。
私自身、鋼の魂を持ち、あやつらの鈍い鉛とは違うのに、
予言を思い出したことや、
我が国の石が、イングランド人の腕から放たれ、
我らに反逆することに揺さぶられ、私まで
弱く屈する恐怖の、激しい不意打ちに汚された。
シャルルお逃げください、父上、逃げて! フランス人がフランス人を殺しています。
踏みとどまろうとする兵が、逃げる兵へ武器を放つ。
太鼓が打ち鳴らすのは、落胆ばかり。
ラッパが響かせるのは、不名誉と退却ばかり。
死だけを恐れる恐怖の霊が、
臆病にも、自らを混乱へ陥れています。
フィリップ目をえぐり出し、今日の恥を見るな!
一つの腕が一軍を倒した。哀れなダビデ一人が、
石一つで、屈強なゴリアテ二十人を打ち負かした。
裸同然の、腹をすかせた二十人ばかりが、小石だけで、
強大な大軍を追い返した、
あらゆる装具に身を固め、守られた大軍を。
フランス王ジャン神かけて、あやつらは輪投げのように石を投げ、我らを殺す。
痩せた奴隷わずか四十人が今日、
邪悪な長老四万人を石打ちで殺したのだ。
シャルルああ、ほかの国の人間でありたかった!
今日という日は、フランス人を物笑いの種にした。
全世界が、我らを吹き出し、嘲るだろう。
フランス王ジャン何だ、望みはもう残っていないのか?
フィリップ死のほかに望みはない、我らの恥を埋める死のほかには。
フランス王ジャンもう一度、私とともに隊を立て直せ。生き残った者の
二十分の一だけでも、打ちひしぐには十分だ、
敵方の、か弱い一握りを。
シャルルでは、もう一度突撃を。天が敵に回らぬかぎり、
今日の戦に負けるはずはありません。
フランス王ジャン進め、進め。行け。
第一従士閣下、ご容体はいかがです?
オードリーこのような血まみれの宴で食事をした男なら、
誰でもこうなる、という具合だ。
第二従士閣下、その傷が致命傷でないことを願います。
オードリー致命傷でも構わぬ。勘定はもう出ている。
最悪でも、死すべき男が死んで終わるだけ。
友よ、王子エドワードのもとへ運んでくれ。
この血の深紅を晴れ着としてまとい、
ご挨拶するにふさわしい姿を見せたい。
笑って、この開いた傷こそ、
王子のオードリーが戦で刈る、最後の実りだと告げよう。
