エドワード王あやつらが我らの申し出た和議を拒み、わが君、
門を開いて我らを入れようとせぬ以上、
町の四方すべてに塹壕を築き、
食糧も、援軍の兵も一人として
この呪われた町へ救援に入れぬようにする。
剣が阻まれるなら、飢えに戦わせるのだ。
ダービーあやつらが強気を保つ頼みだった援軍は、
今や退き、別の方角へ去りました。
頑なな意地を、きっと悔やむことでしょう。
ダービーしかし、このぼろをまとった哀れな者どもは何者です、陛下?
エドワード王何者か尋ねよ。見たところ、カレーから来たらしい。
ダービー絶望と悲嘆をそのまま形にした哀れな者たちよ、
何者だ? 生きた人間か、それとも漂う亡霊が、
墓から這い出し、この世を歩いているのか?
第一のフランス兵亡霊ではございません、閣下。息はしていても、
死の静かな眠りより、はるかにひどい命を生きる者です。
私どもは苦境に陥った、哀れな町の住民、
長く病み、患い、体の不自由な者たちです。
今や、働く役に立たぬというので、
町の隊長が私どもを外へ追い出しました。
食糧の消費を少しでも抑えるためです。
エドワード王何とも慈悲深い行いだ、疑いなく、賞賛に値する——
だが、これからどうなるつもりでいる?
我らはおまえたちの敵だ。このような場合、
剣にかけるほかあるまい。
我らが休戦を申し出たとき、拒まれたのだからな。
第一のフランス兵陛下がほかのご慈悲をお許しくださらぬなら、
私どもには、死も命と同じく喜んで迎えられます。
エドワード王哀れな弱き者ども、ひどい仕打ちを受け、なおひどく苦しんでいる——
行け、ダービー、行ってこの者らを助けてやれ。
食糧をあてがうよう命じ、
一人につき五クラウンずつ与えよ——
エドワード王獅子は降伏した獲物には爪をかけぬ。
エドワードの剣が血を吸う相手は、
自ら選んだ頑迷さで道を踏み外した者どもだ——
エドワード王パーシー卿! よく来た——イングランドの知らせは?
パーシー王妃が、陛下のもとへこちらに向かっておられます。
そして王妃殿下と摂政閣下より、
勝利を告げるこの喜ばしい知らせを持参しました。
先ごろ兵を挙げたスコットランドのデイヴィッドは、
おそらく、すぐに勝てると考えたのでしょう、
陛下が王国を留守にしておられるゆえに——
ですが、陛下の諸侯の実り多き働きと、
王妃ご自身の骨身惜しまぬ奮闘により、
身重のお体で、日々武具をまとわれた末、
打ち負かされ、屈服し、捕虜となりました。
エドワード王パーシー、その知らせ、心の底から礼を言う!
戦場でデイヴィッドを捕らえたのは誰だ?
パーシー一人の従士でございます。ジョン・コープランドという者です。
その後、王妃陛下が引き渡しを求められましたが、
自分の獲物を明け渡すことを拒み、
ただ陛下お一人にのみ渡すと申しております。
そのため王妃はたいそうお怒りです。
エドワード王よし、では直ちに先触れを差し向け、
コープランドをここへ召し出そう。
捕虜の王も連れて来させるのだ。
パーシー王妃ご自身も、今ごろは海上におられます。
風が許ししだい、
カレーに上陸し、陛下をお訪ねになるおつもりです。
エドワード王喜んで迎えよう。王妃の到着を待つため、
砂の岸辺近くに、余の天幕を張らせる。
隊長強大なる王よ、カレーの市民代表らは、
評議の末、進んで決定いたしました。
町と城を陛下の御手に明け渡すと。
ただし陛下におかれましては、
彼らの命と財産をお認めくださることが条件です。
エドワード王そうしたいと! ならば、おそらくあやつらには命令し、
望むまま処分し、選び、治める権利があるらしい。
いや、貴様、伝えろ。初めに布告した
王者の慈悲を拒んだ以上、
今さら欲しがろうと、慈悲は与えぬ。
余が受け入れるのは火と剣のみ。
ただし、二日のうちに、市内で
最も裕福な商人六名が、
肌着一枚を残して裸となり、
各々、首に縄をかけ、
ひざまずいて身を投げ出し、
責め苦、絞首、その他余の望む処置を受けるというなら別だ。
そのように、あのご立派な方々へ申し伝えよ。
隊長ああ、折れた杖を頼るとは、こういうことか。
わが王ジャンが軍勢を率い、
この町を救うと信じ込まされていなければ、
これほど意地を張って抗いはしなかった。
だが今や、誰にも取り戻せぬところまで来た。
全員が滅びるより、何人かが破滅する方がましだ。
