左に原文(英語)、右に日本語訳を、台詞ごとに並べています。原文は Standard Ebooks の CC0 提供データを使用しています。
Forces under the Earl of Salisbury; Salisbury’s Tent. Enter Salisbury; to him, Lord Mountford, attended, a coronet in his hand.
(ソールズベリー伯指揮下の軍勢。ソールズベリーの天幕。ソールズベリー登場。従者を伴ったモンフォール卿が、手に小冠を持って彼のもとへ来る。)
Mountford
My Lord of Salisbury, since by your aidMine enemy Sir Charles of Blois is slain,And I again am quietly possess’dIn Britain’s dukedom, know that I resolve,For this kind furth’rance of your king and you,To swear allegiance to his majesty:In sign whereof receive this coronet,Bear it unto him, and, withal, mine oath,Never to be but Edward’s faithful friend.モンフォール
ソールズベリー卿、あなたのお力添えにより、宿敵ブロワのシャルル卿は討たれ、この私も再び安らかにブルターニュ公領を治める身となりました。そこで私は、貴国王とあなたの厚きお力添えに報いるため、陛下への忠誠を誓う所存です。その証しに、この小冠をお受け取りください。陛下へお届けし、併せて私の誓いを、永遠にエドワードの忠実な友であるとの誓いを。Salisbury
I take it, Mountford: thus, I hope, ere longThe whole dominions of the realm of FranceWill be surrender’d to his conquering hand.ソールズベリー
ありがたく受け取る、モンフォール。これで遠からず、フランス王国の領土ことごとくが征服者たる陛下の御手に渡されよう。Exit Mountford and Train.
(モンフォールと従者たち退場。)
Salisbury
Now, if I knew but safely how to pass,I would at Calice gladly meet his grace,Whither I am by letters certifiedThat he intends to have his host remov’d.It shall be so: this policy will serve:—Ho, who’s within? Bring Villiers to me.—ソールズベリー
さて、無事に通り抜ける術さえ分かれば、喜んでカレーで陛下にお目にかかりたい。お手紙で知らされたところでは、陛下は軍勢をそこへ移すおつもりだ。よし、こうしよう。この策なら使える——おい、誰かいるか? ヴィリアーズをここへ連れてこい——(ヴィリアーズ登場。)
ソールズベリー
ヴィリアーズ、おまえも承知のとおり、わが捕虜だ。望みとあらば、身代金として十万フランを要求することもできるし、さもなくば、このままずっと捕らえておくこともできる。だが成り行き次第では、もっと少ない代価でおまえは自由になれる、それもおまえ自身が望むなら。条件はこれだ。ノルマンディー公シャルルの通行証を、私のために手に入れろ。それがあれば私は何の妨げもなくカレーへ行ける、公爵の勢力下にあるすべての土地を通ってな。もっとも、これは容易に手に入ると思う。おまえがよく話していたからだ、公爵とおまえは昔、学友だったとな——そうすれば、おまえを自由の身にしてやる。どうだ? 引き受けるか?この区間は、原文と訳の台詞を1つずつ対応づけられませんでした。左右を揃えずに並べています。
Enter Villiers.
Villiers
I will, my lord; but I must speak with him.ヴィリアーズ
お引き受けします、閣下。ただ、公爵と話す必要があります。Salisbury
Why, so thou shalt; take horse, and post from hence:Only, before thou go’st, swear by thy faithThat, if thou canst not compass my desire,Thou wilt return my prisoner back again;And that shall be sufficient warrant for me.ソールズベリー
もちろん話せる。馬に乗り、ここから急いで行け。ただし出発する前に、信義にかけて誓え。私の望みをかなえられなかったなら、再びわが捕虜として戻ってくるとな。それだけで私には十分な保証となる。Villiers
To that condition I agree, my lord,And will unfeignedly perform the same.ヴィリアーズ
その条件をお受けします、閣下。偽りなく、必ず果たしてみせます。Salisbury
Farewell, Villiers.—ソールズベリー
さらばだ、ヴィリアーズ——Exit Villiers.
(ヴィリアーズ退場。)
Salisbury
This once I mean to try a Frenchman’s faith.ソールズベリー
今度ばかりは、フランス人の信義を試してみよう。Exit.
(退場。)