シンベリンさあ言え、アウグストゥス・カエサルは我らに何を望む?
ルーシアスユリウス・カエサル、その記憶は今も
人々の目に生き、耳と舌には
永遠の話題となり、聞き継がれる、その方がこのブリテンに来て
征服した時、あなたの叔父カッシベランは——
カエサルの賞賛によって名高く、その武勲により
それに劣らず値した方——カエサルと
その後継者のため、ローマへ貢税を納めると約した、
毎年三千ポンドを。しかし近ごろ、あなたは
これを差し出していない。
王妃ならば、驚きを終わらせましょう、
これからも永遠に納めません。
クロートンカエサルなら何人も生まれよう、
だがもう一人のユリウスが生まれる前にな。ブリテンは
それ自体で一つの世界だ。自分の鼻を顔に付けているだけで、
誰にも金は払わん。
王妃あの時、ローマ人に奪われたものを
取り戻す機会が、
今ふたたび我らに巡ってきました。陛下、お思いください、
ご先祖の王たちを。そしてこの島に生まれついた
勇壮さを。この島はネプチューンの猟園として立ち、
登ることのできぬ岩と、轟く海とを
肋骨と柵にして囲まれ、
敵の舟を支えぬ砂浜は、
その帆柱の頂まで呑み込みます。カエサルはここで
一種の征服を果たした。だがここでは、「来た」、
「見た」、「勝った」と誇れなかった。恥を負い——
彼に初めて触れた恥です——我らの海岸から
追い払われた、二度も敗れて。彼の船は——
無知で哀れな玩具!——この恐ろしい海の
大波に卵の殻のように揺さぶられ、
我らの岩にぶつかって、たやすく砕けた。その喜びに
名高いカッシベラン、あの時はあと一歩で——
ああ、浮気女の運命よ!——カエサルの剣を制するところだった方が、
ラッドの都を祝いの火で明るく照らし、
ブリテン人は勇気に胸を張りました。
クロートンさあ、もう貢税は払わん。わが王国は当時より強い。それに俺が言ったとおり、あんなカエサルはもういない。今の連中にも曲がった鼻はあるだろうが、あれほど真っ直ぐな腕を持つ者は一人もいない。
シンベリン息子よ、母上に最後まで言わせなさい。
クロートンカッシベランと同じほど強く握れる者は、まだ大勢いる。俺がその一人だとは言わん。だが俺にも手はある。なぜ貢税を? なぜ我らが貢税を払う? カエサルが毛布で太陽を隠すか、月を懐へ入れられるなら、光の代金として貢税を払おう。でなければ、閣下、もう貢税はなしだ、いいな。
シンベリン知っておかねばならぬ、
不正なローマ人がこの貢税を
我らから搾り取るまで、我らは自由だった。カエサルの野望は、
膨れ上がって世界の脇腹を
今にも引き裂くほどとなり、何の道理もなく
我らに軛を掛けた。それを振り落とすことこそ
戦う民にふさわしい。我らは
己をそのような民と数えている。
クロートンと貴族たちそのとおり。
シンベリンならば、カエサルへ伝えよ、
我らの祖先は、法を定めた
かのマルムーシアスだ。その法の施行をカエサルの剣が
あまりに切り刻んだ。これを修復し、自由を取り戻すことを、
我らの力によって、我らの善き業としよう。
そのためローマが怒ろうとも。法を作ったマルムーシアスは、
ブリテンで初めて、
額を黄金の冠に収め、
自らを王と呼んだ者だ。
ルーシアス残念だ、シンベリン、
私はアウグストゥス・カエサルを——
あなたが家臣を持つより多くの王を僕に持つ
かのカエサルを——あなたの敵と宣言せねばならぬ。
ならば私から受け取れ。戦争と混乱を
カエサルの名において、あなたに宣告する。覚悟せよ、
抗いようのない怒りを。こうして挑戦を受けた今、
私個人としては、歓待に礼を言う。
シンベリン歓迎する、カイアス。
そなたのカエサルは私を騎士にした。若い頃は
長く彼のもとで過ごした。彼から名誉を得た。
それを彼が力ずくで取り返そうとするなら、
私は最後まで守らねばならぬ。私はよく知っている、
パンノニア人とダルマティア人は、
自由のため今や武器を取った。その先例を
読み取らなければ、ブリテン人は冷血だと思われよう。
カエサルは、そうでないと知るはずだ。
ルーシアス証拠に語らせよう。
クロートン陛下はお前を歓迎しておられる。一日か二日、あるいはもっと長く、我らと遊んでいけ。その後、別の態度で我らを探しに来れば、塩水の帯の中にいる。我らをそこから叩き出せたなら、ここはお前たちのもの。だが企ての中で倒れれば、我らの烏がお前たちのおかげで肥える。それでおしまいだ。
ルーシアス承知した、殿。
シンベリン私はそなたの主人の望みを知り、主人も私の望みを知った。
あとはただ、「ようこそ!」だ。
