コミーニアス今日のお前の働きを私が一部始終語ったら、
お前は自分の行いを信じまい。だが私はそれを報告しよう、
元老たちが涙と笑みを混ぜ合わせる場所で、
偉大な貴族たちが耳を傾け、肩をすくめ、
最後には感嘆する場所で。婦人たちが怯えながらも、
喜んで震え、もっと聞きたがる場所で。そして鈍い護民官どもが、
かび臭い平民どもと一緒にお前の名誉を憎みながらも、
心に逆らってこう言う場所で——「神々に感謝する、
我らがローマにこのような兵士がいることを」と。
それでもお前は、この宴のほんの一切れに来たにすぎぬ、
すでにたっぷり食べ終えた後でな。
ラーシアスおお、将軍、
これが駿馬です、我らはその馬具にすぎぬ。
もしあなたがご覧になっていたら——
マーシアス頼む、もういい。私の母は、
自分の血筋を褒め称える特権を持っているが、
その母が私を褒めるときでさえ私を苦しめる。私はやった、
あなた方がやったことを。それが私にできることだ。動かされた、
あなた方が動かされたように。それは祖国のためだ。
自分の善き意志を果たしただけの者でも、
私の行いを追い越している。
コミーニアスお前を、自分の功績を葬る墓に
してはならぬ。ローマは自らのものの値打ちを
知らねばならぬ。お前の行いを隠すのは、
盗みより悪い隠匿であり、
中傷にも劣らぬ。しかもそれを黙らせるのは、
称賛の尖塔の頂まで持ち上げて証したところで、
まだ控えめに見えるほどのものだ。だから、頼む——
お前が何者かを示すしるしとして、
やったことへの報いとしてではなく——我らの軍の前で私に言わせてくれ。
マーシアス私の体には傷がいくつかある。それが自分のことを
思い出されるのを聞くと、痛むのだ。
コミーニアス痛まないようなら、
恩知らずに逆らって膿み爛れ、
死をもって自らを手当てするがよかろう。我らが手に入れた
良質で数も揃った馬のうち、この野と町で
得たあらゆる財宝のうち、
その十分の一をお前に渡す。皆への分配の前に、
お前だけの選びで
取り分けてよい。
マーシアスありがとう、将軍。
だが私の心は、この剣への支払いに賄賂を受け取ることを
承知しません。私はそれを断る。
そして、事の次第を見ていた者たちと
同じ並みの分け前に立ちます。
マーシアスあなた方が汚しているこの楽器どもが、
二度と鳴らぬように! 太鼓とラッパが
戦場で追従者になるなら、宮廷も都市も
すべて偽りの顔のへつらいで作られるがいい!
鋼が寄生者の絹のように柔らかくなるなら、
それを戦の覆いにするがいい!
もうやめろ、と言っている! 血の出た鼻を洗いもせず、
どこかの弱い哀れな奴を打ち負かしたというだけで——
そんなことなら、ここにいる大勢が人知れずやっている——
あなた方は私を
大袈裟な喝采で押し出そうとする。
まるで私が、この小さな身を、
嘘で味付けした称賛で養われたがっているかのように。
コミーニアスお前は控えめすぎる。
自分の名声に対して残酷であり、真実を捧げる我らへの
感謝が足りぬ。よろしければ、
自分自身に腹を立てているのなら、
自傷しようとする者のように手枷をはめて、
それから安全に道理を説こう。だから、知らせよう、
我らにも、全世界にも、ケーイアス・マーシアスこそが
この戦の花冠を戴く者だと。そのしるしとして、
陣中の誰もが知る私の気高い駿馬を、
その飾り一式とともに彼に贈る。そしてこの時から、
コリオライの城下でなしたことにより、
全軍の喝采とどよめきをもって、
彼をこう呼べ——
ケーイアス・マーシアス・コリオレイナス! この
添え名を、いつまでも気高く帯びよ!
一同ケーイアス・マーシアス・コリオレイナス!
コリオレイナス私は行って洗ってきます。
顔がきれいになれば、私が赤らんでいるかどうか、
お分かりになるでしょう。ともあれ、ありがとう。
その駿馬に跨り、いつの時も
いただいたその名に恥じぬよう、
私の力の限りを尽くします。
コミーニアスさあ、天幕へ。
そこで休む前に、我らの戦果を
ローマへ書き送ろう。タイタス・ラーシアス、
そなたはコリオライへ戻らねばならぬ。ローマへ送ってくれ、
最も有力な者たちを。彼らと我らの双方の利のために、
話をまとめられる相手を。
ラーシアス承知しました、閣下。
コリオレイナス神々が私をからかい始めた。今しがた
この上なく王侯めいた贈り物を断った私が、
将軍にものを乞わねばならぬとは。
コミーニアス取れ。お前のものだ。何が望みだ?
コリオレイナス私はかつてこのコリオライで、
貧しい男の家に泊まったことがある。親切にしてくれた。
その男が私に叫んだ。捕虜になっているのを見た。
だがそのときオーフィディアスが目に入り、
怒りが憐れみを呑み込んでしまった。お願いします、
私の貧しい宿の主に自由を。
コミーニアスおお、よくぞ乞うた!
たとえ私の息子を屠った男であろうと、
風のように自由にしてやろう。放してやれ、タイタス。
ラーシアスマーシアス、その男の名は?
コリオレイナスジュピターにかけて! 忘れた。
疲れている。そう、記憶が草臥れている。
ここに葡萄酒はないか?
コミーニアス天幕へ行こう。
顔についた血が乾いてゆく。手当てをする
潮時だ。来い。
