パローレスラヴァーシュ殿、ラフュー様にこの手紙を渡してくれ。以前の私は、もっと小ぎれいな服を着ていたころ、君とももっと親しかった。だが今は、運命のご機嫌という泥にまみれ、その激しいご不興が少々きつく臭っているのだ。
道化まったく、運命のご不興があんたの言うほど臭うなら、とんだ薄汚い女だ。これからは運命がバターを塗った魚なんぞ食わないぞ。頼む、風下へ回ってくれ。
パローレスいや、鼻をつまむには及ばない。今のはただの比喩だ。
道化なるほど、あんたの比喩が屁のように臭うなら鼻もつまむさ。誰の比喩だろうとな。頼むから、もっと離れろ。
パローレスどうか、この書状を届けてくれ。
道化うへえ! 頼む、離れていろ。運命の便器から出た紙を貴族様に渡せだと! ほら、ご本人のお出ましだ。
道化こちら、運命の喉を鳴らす一匹、つまり運命の猫でして——ただし麝香猫ほど香りません——運命のご不興という汚い魚池に落ち、本人いわく泥まみれ。どうぞこの鯉を、煮るなり罵るなりお好きになさってください。見るからに哀れで、落ちぶれた、才気ある、愚かな、卑しい悪党です。慰めのたとえ話でその窮状をいたわり、あとは閣下にお任せします。
パローレス閣下、私は運命にむごく引っかかれた男です。
ラフューそれで私にどうしろと? 今さらあの女の爪を切るには遅すぎる。お前は運命にどんな悪さをして引っかかれた? あれは根は良家の淑女、悪党をいつまでも栄えさせる女ではない。ほら、四分の一エキュだ。奉行所に、お前と運命の仲を取り持ってもらえ。私はほかに用がある。
パローレス閣下、どうか、ただ一言だけお聞きください。
ラフューもう一文よこせとせびるのか。よし、くれてやる。言葉の一文は取っておけ。
パローレス閣下、私の名はパローレス、「言葉ども」でございます。
ラフューでは「一言」どころか「言葉ども」をせびるのか。主のご受難にかけて! 手を出せ。太鼓はどうした?
パローレスああ、閣下、最初に私の正体を見抜かれたのはあなたでした!
ラフュー本当か? なら、お前を見失ったのも私が最初だった。
パローレス閣下なら私をいくらか恩寵の中へお戻しになれます。そこから私を引きずり出したのも閣下ですから。
ラフューこの悪党め! 私に神と悪魔の役をいっぺんに押しつける気か? 一方はお前を恩寵へ入れ、他方はそこから追い出す。
ラフュー王がお見えだ、あの喇叭で分かる。おい、あとで私を訪ねてこい。昨夜お前のことを話していた。愚か者で悪党ではあるが、飯は食わせてやる。さあ、ついてこい。
パローレスあなた様をお授けくださった神を讃えます。
