時ある者を楽しませ、すべての者を試し、
善人にも悪人にも喜びと恐れを与え、
過ちを生み、また明らかにする私が、
今、「時」の名において翼を使います。
十六年をひと飛びに越え、その長い隔たりに
起きた成長を描かずにおくことを、
私にも、この素早い道行きにも、罪とはなさらぬよう。
私には法を打ち倒し、自ら生んだ一時間のうちに
習慣を植えつけ、また押し流す力があります。
最古の秩序が生まれる前も、今認められたしきたりの前も、
私は同じ私であった。そのすべてをもたらした時代を
見届けてきました。今この瞬間に君臨する最新のものも
同じように見届け、この現在の輝きを古びさせます。
私の物語が現在には古く見えるように。
皆様の忍耐がこれを許すなら、私は砂時計を返し、
皆様がそのあいだ眠っていたかのように、
場面を大きく育てましょう。
リオンティーズは去り、愚かな嫉妬の結末を深く嘆いて
身を閉ざしたままと想像してください。
そして優しい観客の皆様、私は今、
美しいボヘミアにいるとお考えください。
以前、王に一人の息子がいると申しました。
ここでその名をフロリゼルとお知らせします。
さらに足を速め、今や驚くほど優美に成長した
パーディタについて語りましょう。
この先、彼女に何が起こるか、予言はいたしません。
「時」の知らせが生まれ出たとき、お知りください。
羊飼いの娘と、彼女にまつわり、このあと続くものが、
「時」の物語です。どうかお許しください。
以前もっとつまらぬことに時を費やしたことがあるなら。
もし一度もないなら、「時」自身が申します。
これからも決して、そんな時をお過ごしになりませぬようにと。
