第一の無法者仲間たち、動くな。旅人が一人見える。
第二の無法者十人いようとひるむな、叩き伏せろ。
第三の無法者止まれ、旦那、身につけてる物をこっちへ放れ。
さもなきゃ座らせて、こっちで懐を改めるぞ。
スピード旦那様、もうおしまいです。こいつらこそ、
旅人がみんな、あれほど恐れる悪党どもです。
ヴァレンタイン友よ——
第一の無法者それは違う、旦那。俺たちはおまえの敵だ。
第二の無法者静かに! 話を聞こう。
第三の無法者ああ、この髭にかけて聞くとも。なかなか立派な男だからな。
ヴァレンタインなら知ってくれ、失って困る財産などわずかだ。
私は逆境に見舞われた男。
富といえば、この哀れな着物だけ、
ここでこれまで剥ぎ取られたなら、
私の持つ全財産を奪うことになる。
第二の無法者どこへ旅する?
ヴァレンタインヴェローナへ。
第一の無法者どこから来た?
ヴァレンタインミラノから。
第三の無法者長く逗留していたのか?
ヴァレンタイン十六か月ほど、もっと長くいるはずだった、
曲がりくねった運命に行く手を阻まれなければ。
第一の無法者なんだ、そこを追放されたのか?
ヴァレンタインそうだ。
第二の無法者どんな罪で?
ヴァレンタイン今こうして口にするのも苦しい罪で。
一人の男を殺した、その死を深く悔いている。
だが決闘で、男らしく討ったのだ、
卑怯な優位も、下劣な裏切りも使わずに。
第一の無法者なら、そんなふうにやったのなら悔やむな。
だが、そんな小さな罪で追放されたのか?
ヴァレンタインそうだ、そんな判決で済んだのを喜んだ。
第二の無法者外国の言葉は話せるか?
ヴァレンタイン若い頃の旅のおかげで、その才には恵まれた、
でなければ、何度もひどい目に遭っていただろう。
第三の無法者ロビン・フッドの太った修道士、その禿げ頭にかけて、
こいつなら、俺たち野武士の一党の王になれる!
第一の無法者仲間に入れよう。おい、みんな、ちょっと相談だ。
スピードご主人、仲間になりましょう。これも名誉ある盗みの一種です。
ヴァレンタイン黙れ、この悪党!
第二の無法者では聞こう。何か頼って行ける先はあるのか?
ヴァレンタイン何もない、私の運命のほかには。
第三の無法者それなら知っておけ、俺たちの中には紳士もいる、
手に負えぬ青春の猛りのために、
畏敬すべき人々の仲間から追い出された者が。
俺自身、ヴェローナを追放された、
ある姫君を盗み出そうと企てたためだ、
相続人で、公爵の近親でもある方を。
第二の無法者俺はマントヴァを、ある紳士のために追われた、
癇癪を起こして、その胸を刺し貫いたんだ。
第一の無法者俺も、これと似たり寄ったりの軽い罪だ。
だが本題へ——俺たちが罪を並べたのは、
無法な暮らしも大目に見てもらうため。
それに、見るところ、おまえは恵まれている、
立派な体つきに、今の話によれば、
諸国語を操り、あらゆる才を備えた男、
俺たちの稼業にひどく欠けているものを——
第二の無法者そう、何よりおまえは追放の身だから、
俺たちは格別に、おまえへ話を持ちかける。
俺たちの総大将になる気はあるか?
必要を徳に変えて、
俺たち同様、この荒野で生きる気は?
第三の無法者どうだ? 俺たちの一味になるか?
なると言え、俺たち全員の頭になれ。
おまえに忠誠を誓い、おまえに従う、
司令官として、王として愛そう。
第一の無法者だが俺たちの好意を蹴れば、死んでもらう。
第二の無法者どんな誘いを受けたか、自慢する命は残さない。
ヴァレンタイン申し出を受けよう、君たちと一緒に暮らす、
ただし、か弱い女や貧しい旅人に、
乱暴を働かないと約束してくれ。
第三の無法者もちろんだ、そんな卑劣で下劣な真似は憎んでいる。
来い、一緒に行こう、仲間の所へ案内し、
俺たちが手に入れた宝をすべて見せる。
宝も、俺たち自身も、ことごとくおまえの裁量に任せよう。
