元老院議員そして最近、五千。ヴァローとイシドアへは、
九千の借りがある。以前の、わたしの分を加えれば、
二万五千だ。それでも激しい浪費を、
続けているのか。持ちこたえられぬ。決して無理だ。
金が欲しければ、乞食の犬を盗み、
タイモンへ贈ればよい。犬が金貨を産む。
馬を売り、もっとよい馬を二十頭、
買いたければ、その馬をタイモンへ贈るのだ。
何も求めず、ただ贈れば、すぐさま、
丈夫な馬を何頭も、産んで戻ってくる。門には、番人もいない。
代わりにいるのは、笑顔で絶えず、
通りかかる者すべてを招き入れる者だ。持ちこたえられぬ。どんな計算でも、
あの財産が安全だという根拠は立たぬ。ケイフィス、おい。
ケイフィス、聞こえぬか。
ケイフィスここにおります。何をいたしましょう。
元老院議員外套を着て、タイモン卿のもとへ急げ。
わたしの金を、しつこく催促せよ。軽い断りで、引き下がるな。
こう言われても、黙るな。
「ご主人へよろしく」と言い、帽子を
右手で、こう振られてもだ。あの男へ伝えよ。
利払いが、わたしを急き立てている。必要な金は、
自分の金から用立てねばならぬ。返済の期日は過ぎ、
破られた期限を当てにしてきたため、
わたしの信用まで打撃を受けた。あの男を愛し、尊敬してはいる。
だが、指の傷を治すために、わが背骨を折るわけにはいかぬ。
こちらの必要は差し迫っている。救いを求めても、
言葉で、あちらこちらへ投げ回されてはならぬ。
ただちに、現金を受け取るのだ。さあ、行け。
何よりもしつこい表情を作り、
支払いを求める顔をせよ。恐らく、
羽根が一本ずつ、もとの翼へ戻ったとき、
今は不死鳥のように輝くタイモン卿も、
裸の鴎として残される。さあ、行け。
ケイフィス行ってまいります。
元老院議員「行ってまいります」だと。証文も持って行き、
返済期限など、ものともせず迫れ。
ケイフィス承知しました。
元老院議員行け。
