ペリクリーズ
第 5 幕 プロローグ
ガワー登場。
ガワーこうしてマリーナは娼家を逃れ、
運よく貞節な家へ入ったと、物語は申します。
不死なる者のように歌い、称賛を集める歌に合わせ、
女神のように踊る。
深い学識を持つ学者さえ黙らせ、針を手にすれば、
蕾、鳥、枝、木の実と、自然そのものの姿を縫い上げる。
その技は、自然の薔薇の姉妹にもなり、
麻糸と絹は、紅玉のような桜桃の双子になる。
高貴な生まれの弟子が、途切れることはない。
誰もが惜しみなく恵みを注ぐ。その稼ぎを、
娘は呪われた女将へ渡す。娘はここに置き、
再び父へ、皆様の思いを向けましょう。
先ほど海上に残し、そこで見失った父へ。
風の前に追い立てられた父は、
娘の住む、この地へたどり着いた。
今、この岸で錨を下ろしていると、お考えください。
町では、海神ネプチューンの年ごとの祭りを、
盛大に祝っていた。そこからライシマカスは、
贅を尽くした縁飾りの黒旗を掲げる、
タイアの船を見つけ、熱い心で小舟を急がせる。
皆様の想像の目に、もう一度、
悲しみに沈むペリクリーズを映してください。これがその船。
そこで起こることは、できるかぎり、
芝居の動きが明らかにします。どうか座って、お聴きください。
退場。
