マクベス奴らは俺を杭に繋ぎおった。逃げられん。
なら、熊いじめの熊よろしく、この一勝負、戦い抜くまでよ。どこのどいつだ、
女から生まれなかった男というのは。俺の恐れる相手は、
そいつだけ——ほかには、おらん。
若シーワード名を名乗れ。
マクベス聞けば、怖気づくぞ。
若シーワード怖気づくものか、たとえおまえが、地獄のどの名より
熱い名を名乗ろうともだ。
マクベスわが名はマクベス。
若シーワード悪魔自身が名乗りを上げても、その名ほど、
わが耳に憎い称号はあるまい。
マクベスああ、その名ほど恐ろしいものもな。
若シーワード嘘をつけ、忌まわしい暴君め。この剣で、
その嘘を証してくれる。
マクベスおまえは女から生まれた身よ。
剣など、俺には微笑みの種。武器など、あざ笑ってくれるわ、
女から生まれた男が振り回すものならばな。
マクダフ騒ぎはあちらだ。暴君め、面を見せろ!
おまえが討たれるにしても、それが俺の一撃でなければ、
妻と子供たちの亡霊が、いつまでも俺に取り憑くのだ。
惨めな雇われ兵は、斬る気になれん。あの腕は、
銭で槍を担がされているだけの腕だ。おまえだ、マクベス——
さもなくば、この剣は、刃こぼれひとつせぬまま、
何もせずに鞘へ戻すことになる。あそこにいるはずだ。
このけたたましい音からして、よほどの大物が
暴れていると見える。運命よ、あの男に会わせてくれ!
それ以上は、何も願わん。
シーワードこちらです、殿下。城は難なく明け渡されました。
暴君の兵たちは、敵と味方の両方に分かれて戦い、
気高い領主たちも、見事な働きぶり。
今日という日は、ほとんどあなたの勝ちを名乗り出ております。
残る仕事は、わずかなもの。
マルコムわれらの出会った敵たちも、
われらの側について剣を振るってくれた。
シーワード殿下、城へお入りを。
