ビローン王は鹿を狩り、わたしは自分を追い回す。あちらは捕り網を張り、こちらは松脂の沼でもがいている。松脂は身を汚す。「汚す」とは汚い言葉だ。さあ、悲しみよ、そこへ座れ。道化がそう言ったというから、道化のわたしもそう言おう。証明上々、わが機知よ。主にかけて、この恋はアイアースほど狂っている。あいつは羊を殺した。恋はわたしを殺す、わたしも羊だ。またもや、こちらに有利な証明。わたしは恋などしない。したなら首を吊れ。誓って、しない。おお、だが、あの人の目。光にかけて、あの目さえなければ、わたしは恋しなかった。いや、あの二つの目ゆえに恋をした。まったく、わたしは世界中で嘘をつくことしかしていない、喉の奥まで嘘だ。天にかけて、わたしは恋をしている。恋はわたしへ韻と憂鬱を教えた。ここに韻の一部があり、ここに憂鬱がいる。あの人は、もうわたしのソネットを一つ持っている。運んだのは道化、送ったのは愚か者、受け取ったのはあの人。愛しい道化、もっと愛しい愚か者、何より愛しいあの人。世にかけて、ほかの三人もこの網の中なら、針一本ほども気にしない。紙を持った一人が来る。神よ、あの男へ、呻く恵みを与えたまえ。
ナヴァール王ああ、つらい。
ビローン(傍白。)当たった、天にかけて。進め、愛しいキューピッド。左の乳房の下へ、鳥撃ち矢をぶち込んだな。おお、秘密だ、秘密だ。
ナヴァール王(読む。)黄金の太陽でさえ、あれほど甘い口づけを与えない
薔薇に宿る、みずみずしい朝露へ、
あなたの瞳の光が、新たな輝きを放ち
わたしの頬を流れ落ちる露の夜を打つほどには。
銀の月も、その半分ほどにも明るくは輝かない
透き通る海の胸を通して、
あなたの顔が、わたしの涙を透かして放つ光ほどには。
わたしが流す一粒ごとに、あなたは輝く。
どの雫も、あなたを乗せて運ぶ馬車となり、
こうしてあなたは、わが悲しみの中を勝ち誇って進む。
わたしの内に膨らむ涙を、ただ御覧ください、
涙は、わが悲嘆を通して、あなたの栄光を映す。
ただし、御自分を愛してはなりません。そうすれば、
わたしの涙を鏡として手放さず、いつまでも泣かせられる。
おお、女王の中の女王。あなたがどれほど抜きん出るか、
思いも思い描けず、人の舌にも語れない。
どうすれば、あの人はわが悲しみを知る。紙を落としておこう。
優しい葉よ、この愚かさへ影をかけろ。誰か来る。
ナヴァール王何、ロンガヴィル。しかも読んでいる。耳よ、聞け。
ビローンさあ、おまえそっくりの愚か者が、もう一人現れる。
ロンガヴィルああ、わたしは誓いを破った。
ビローン偽証罪人が、罪状書きを胸に下げて入って来たようだ。
ナヴァール王恋ゆえであってほしい。恥を分かつ、愛しい仲間だ。
ビローン同じ名の酔いどれは、別の酔いどれを愛するものさ。
ロンガヴィルこれほど誓いを破ったのは、わたしが最初なのか。
ビローン安心させてやれる。わたしの知る二人より先ではない。
おまえで三人組、仲間の三角帽子が完成だ。
恋のタイバーン、愚か者を吊るす三角絞首台の形だな。
ロンガヴィルこの頑なな詩句には、心を動かす力がないのでは。
おお、愛しいマライア、わが恋の女帝。
この韻文は破り、散文で書こう。
ビローン韻は、放埒なキューピッドの半ズボンにつく縁飾り。
あいつのだぶだぶ袴を、台無しにするな。
ロンガヴィルいや、このまま送ろう。
ロンガヴィルあなたの瞳の天なる雄弁が、
世の誰も論じ勝てぬ、その瞳が、
わが心を説き伏せ、この偽りの誓い破りへ導いたのでは。
あなたのため破る誓いに、罰はふさわしくない。
わたしは女を退けると誓った。だが証明しよう、
あなたは女神、あなたを退けたのではない。
わが誓いは地上のもの、あなたは天上の恋。
あなたの恩寵を得れば、わが不名誉はすべて癒える。
誓いは息にすぎず、息は蒸気にすぎない。
ならば、わが大地を照らす美しい太陽よ、
この蒸気の誓いを吸い上げるのは、あなた。その中に誓いはある。
そこで誓いが破れても、わたしの罪ではない。
もし、わたしが破ったとして、楽園を勝ち取るため
誓いを失うほど賢くない愚か者が、どこにいる。
ビローンこれぞ恋の宿る肝の血管、肉を神へ仕立て、
青二才の雁を女神へ仕立てる。純粋、純粋なる偶像崇拝。
神よ、わたしたちを正したまえ。まったく道を外れている。
ロンガヴィル誰に、これを届けさせよう。人が来る。待て。
ビローンみんな隠れた、みんな隠れた。昔ながらの子供の隠れんぼ。
わたしは半神のように、ここ天上へ座り、
哀れな愚か者どもの秘密を、じっくり見下ろす。
水車小屋へ、さらに穀袋が来た。おお天よ、願いがかなった。
ビローンデュメインまで恋の姿に変身。皿に馬鹿な山鴫が四羽盛りだ。
デュメインおお、何より神々しいキャサリン。
ビローンおお、何より罰当たりな大馬鹿者。
デュメイン天にかけて、人の瞳に宿る奇跡だ。
ビローン大地にかけて、奇跡ではない。肉体だ。そこに横たわっているし、おまえは嘘をついている。
デュメインあの琥珀色の髪は、琥珀を醜いものと宣告した。
ビローン琥珀色の鴉とは、よく言ったものだ。
デュメイン杉のように、すっくと伸びている。
ビローンかがめ、と言っている。
あの肩は身ごもって、こぶが育っている。
デュメイン昼のように美しい。
ビローンああ、ある日のようにはな。ただし、太陽は出ない日だ。
デュメインおお、願いがかなえば。
ロンガヴィルわたしの願いも。
ナヴァール王わたしの願いも、善き主よ。
ビローンアーメン、わたしの願いも。それでこそ、よい言葉だろう。
デュメインあの人を忘れたい。だが熱となって
わが血を支配し、忘れられるのを拒んでいる。
ビローン血の中の熱だと。ならば切開すれば、
受け皿へあの女を流し出せる。愛しい思い違いだ。
デュメイン書いた歌を、もう一度読もう。
ビローン恋が機知をどう狂わせるか、もう一度見届けよう。
デュメイン(読む。)ある日のこと、ああ、嘆かわしいその日、
恋、その月はいつも五月、
この上なく美しい花を見つけた、
奔放な風と戯れる花を。
ビロードの葉の間を、風は
姿も見せずに通り抜ける。
それを見た、死ぬほど恋に病む男は、
わが身も天の息、風ならばと願った。
「風よ」と男は言った、「おまえはその頬を吹ける。
風よ、わたしも、そう勝ち誇れたなら。」
だが、ああ、わが手は誓ってしまった、
その棘から、あなたを決して摘まぬと。
ああ、若さには似合わぬ誓いだ、
甘い花を摘みたがるのが若さなのに。
わたしを罪とは呼ばないでほしい、
あなたのため、誓いを破ることを。
あなたのためなら、ジュピターも誓うだろう、
ジュノーなど、エチオピアの女にすぎぬと。
そして自分がジュピターであることを捨て、
あなたを愛するため、人間になるだろう。
これを送り、さらに率直なものも添えよう、
わが真実の恋が、飢えて苦しむさまを表すものを。
ああ、王とビローンとロンガヴィルも、
恋する者であればいい。悪には、悪い手本があれば、
額に刻まれた誓い破りの印も消える。
皆が同じに夢中なら、誰も罪を犯してはいない。
ロンガヴィル(前へ出る。)デュメイン、おまえの恋には慈愛がない。
恋の悲しみに、仲間を欲しがるとは。
おまえは青ざめてよいが、わたしなら赤面する、
こうして聞かれ、居眠りを捕まえられたなら。
ナヴァール王(前へ出る。)さあ、おまえは赤くなっている。だが、この男と同じ身の上。
この男を叱るおまえの罪は、二倍も重い。
おまえはマライアを愛していない。ロンガヴィルは
あの人のために、ソネットなど一度も編まず、
恋する胸を押さえるため、組んだ両腕を
その上へ横たえたことも、一度もない。
わたしは、この茂みへひそかに身を包み、
おまえたち二人を見張り、二人に代わって赤面した。
罪ある韻を聞き、仕草を観察し、
溜息が煙となって立つのを見て、情熱をしかと認めた。
「ああ、つらい」と一人、「おお、ジュピター」ともう一人。
一人は髪が黄金、もう一人は瞳が水晶と言う。
ナヴァール王おまえは楽園を得るため、信義も誓いも破る。
ナヴァール王そして、おまえの恋のためなら、ジュピターさえ誓いを破る。
ビローンがこれを聞けば、何と言うだろう。
あれほど熱心に誓った信義が、こうして踏みにじられたと。
何と嘲るか。機知をどれほど浴びせるか。
何と勝ち誇り、跳び上がり、笑うことか。
今まで目にしたすべての富を積まれても、
わたしのことを、これほど知られたくはない。
ビローン今こそ前へ出て、偽善を鞭打とう。
ビローンああ、善き陛下、どうか、お許しを。
善き心よ、恋に最も深く落ちながら、
恋するこの虫けらどもを責めるとは、何という恩寵だ。
陛下の瞳は馬車など作らず、涙の中にも
どこぞの王女など、決して姿を現さない。
誓いを破りはなさらぬ。あれは忌まわしいこと。
ふん、ソネットを好むのは、吟遊詩人だけだ。
だが恥ずかしくないのか。いや、恥ずかしくないのか、
三人そろって、これほど深く矢を射込まれて。
おまえは、この男の目の塵を見つけ、王はおまえの塵を見た。
だが、わたしは三人それぞれの目に、梁を見つけた。
おお、何という愚行の一幕を、わたしは見たことか。
溜息、呻き、悲しみ、苦悩の一幕を。
おお、何と厳しい忍耐で、わたしは座っていたことか、
王が羽虫へ変わるのを見るために。
偉大なヘラクレスが、独楽を鞭打つのを見るために、
深遠なるソロモンが、ジグの調子を取るのを見るために、
ネストールが少年たちと、針突き遊びをし、
辛辣なタイモンが、くだらぬ玩具を見て笑うのを見るために。
痛みはどこだ。教えろ、善きデュメイン。
優しいロンガヴィルよ、おまえの痛みはどこだ。
そして陛下の痛みは。みんな胸の辺り。
温め酒を、早く。
ナヴァール王おまえの冗談は、苦すぎる。
こうして、おまえの見晴らしに裏切られていたのか。
ビローン陛下がわたしに裏切られたのではない。わたしが陛下たちに裏切られた。
この正直なわたしが、罪だと信じているのに、
身を結んだ誓いを破ることを。
わたしは裏切られたのだ、こうして仲間でいるために、
人の姿をした、移り気な男たちと。
いつ、わたしが韻文など書くのを御覧になった。
恋に呻き、一分でも時を費やして、
身を飾るのを。いつ、わたしがこう言うのを聞いた。
手を、足を、顔を、目を褒めよう、
歩き方、身なり、額、胸、腰を、
脚を、手足を褒めよう、と。
ナヴァール王待て。どこへ、そう急いで行く。
そんなに駆けるのは、正直者か、盗人か。
ビローン恋から逃げる急便です。善き恋人よ、行かせてくれ。
ジャクネッタ神が王様を祝福なさいますように。
ナヴァール王そこに、どんな贈り物を持って来た。
コスタード何やら、確かな謀反です。
ナヴァール王謀反が、ここで何を企む。
コスタードいいえ、何も作りゃしません、陛下。
ナヴァール王何も壊しもしないなら、
謀反とおまえ、仲よく無事に帰れ。
ジャクネッタ陛下、どうか、この手紙を読ませてください。
牧師様が怪しいとおっしゃいました。謀反だろう、と。
ナヴァール王ビローン、読んでみよ。
ナヴァール王どこで、それを手に入れた。
ジャクネッタコスタードからです。
ナヴァール王おまえは、どこで手に入れた。
コスタードドン・アドラマディオから、ドン・アドラマディオからです。
ナヴァール王どうした。何があった。なぜ破る。
ビローン戯れです、陛下、ただの戯れ。陛下が恐れるものではありません。
ロンガヴィルあれほど取り乱させたのだ。ぜひ聞こう。
デュメインビローンの筆跡だ。ここに名前もある。
ビローン(コスタードへ。)ああ、この売女の倅の石頭め。わたしへ恥をかかせるため生まれたな。
有罪です、陛下、有罪です。認めます、認めます。
ナヴァール王何を。
ビローン三人の愚か者には、この四人前をそろえる、わたしという愚か者が欠けていたことを。
この男、この男、そしておまえ、陛下、さらにわたし、
わたしたちは恋の巾着切り、死罪に値する。
おお、この見物人たちを退けてください。そうすれば、もっとお話しします。
デュメインこれで数が偶数になった。
ビローンそのとおり、そのとおり。四人だ。
この二羽の雉鳩は、まだ行かないのか。
ナヴァール王おまえたち、下がれ。行け。
コスタード正直者は脇へ行き、謀反人どもを残しておこう。
ビローン愛しい殿方、愛しい恋人たちよ。さあ、抱き合おう。
わたしたちは、血肉にできる限り、誠実だ。
海は満ち引きし、天は顔を現す。
若い血は、古びた掟に従わない。
生まれ持ったものへ逆らうことはできない。
ゆえに、どうあっても、わたしたちは誓いを破らねばならぬ。
ナヴァール王では、破れたあの詩句が、おまえの恋を明かしたのか。
ビローン明かしたのか、ですと。天なるロザラインを見ながら、
素朴で野なるインドの民のように、
豪奢な東の空が初めて開く時、
臣下の頭を垂れず、光に目を打たれ、
従順な胸で、低い大地へ口づけぬ者がいますか。
鷲の目ほど大胆な、どんな視線が、
あの人の額という天を仰ぎながら、
その威光に目をつぶされずにいられます。
ナヴァール王どんな熱意、どんな激情が、今のおまえへ乗り移った。
わが恋人、あの人の女主人こそ、恵み深い月。
おまえの恋人は、仕える星、光さえほとんど見えぬ。
ビローンそれなら、わが目は目ではなく、わたしもビローンではない。
おお、わが恋人がいなければ、昼も夜へ変わる。
あらゆる顔色から選び抜かれた、至高の色が
市へ集うように、あの美しい頬へ集う。
さまざまな美点が、一つの気高さとなる場所、
不足そのものが探しても、何一つ欠けぬ場所へ。
雅なる言葉すべての、華やかな調べを貸してくれ。
いや、飾り立てた修辞など恥を知れ。あの人にはいらない。
売り物にこそ、売り手の褒め言葉が必要だ。
あの人は称賛を越える。短すぎる称賛は、かえって傷になる。
百の冬にしおれた隠者でさえ、
あの瞳を見れば、五十の冬を振り落とす。
美は、老いへ、生まれたてのような艶を塗り、
松葉杖へ、揺り籠の幼さを与える。
おお、あの人こそ、すべてを輝かせる太陽だ。
ナヴァール王天にかけて、おまえの恋人は黒檀ほど黒い。
ビローン黒檀が、あの人に似ると。おお、神々しい木よ。
あの木の妻を得るなら、これぞ至福。
おお、誰か誓いをくれ。誓いを立てる本は、どこだ。
美そのものも、美を欠くと誓おう、
あの瞳から、ものを見ることを学ばぬなら。
あれほど満ち満ちて黒くなければ、どの顔も美しくない。
ナヴァール王おお、何という逆説。黒は地獄の印、
地下牢の色、夜の衣装。
美の紋章は、天にこそよく似合う。
ビローン悪魔は光の精霊に似せた時、最もたやすく人を誘う。
おお、わが恋人の眉が黒で装われるのは、
化粧と、人の座を奪う付け毛が、喪に服すため、
偽りの姿で、恋に溺れる者をさらってゆく、その罪を。
だからこそ、あの人は、黒を美しくするため生まれた。
あの人の面差しが、時代の流行を変えてゆく。
生まれつきの血色さえ、今では化粧と見なされ、
赤い色も、非難を逃れようとして、
あの眉をまね、みずからを黒く塗る。
デュメインあの人に似ようと、煙突掃除まで黒くなる。
ロンガヴィルあの人が現れてから、炭焼きまで輝く者と呼ばれる。
ナヴァール王エチオピアの者たちも、その甘美な肌を自慢する。
デュメイン闇に、もう蝋燭はいらない。闇こそ光だから。
ビローンおまえたちの恋人は、雨の中へ決して出られない、
その色が洗い落とされるのを恐れて。
ナヴァール王おまえの恋人こそ、雨に出るとよい。はっきり言えば、
今日まだ顔を洗っていない女からでも、もっと白い顔が見つかる。
ビローンあの人が美しいと証明する。さもなくば、ここで最後の審判まで語り続ける。
ナヴァール王その時は、どんな悪魔より、あの女の方がおまえを怖がらせる。
デュメインこれほど下等なものを、男が大切にするとは知らなかった。
ロンガヴィル見ろ、おまえの恋人だ。わたしの靴と、あの顔を見比べろ。
ビローンおお、通りがおまえの目で舗装されていたなら、
あの人の足は、そこを踏むには、あまりに繊細だ。
デュメインおお、下劣。なら、あの人が頭上を歩く時、
通りは歩くたび、上にあるものを見上げることになる。
ナヴァール王だが、この話はもうよい。わたしたちは皆、恋をしているのでは。
ビローンこれほど確かなことはない。そして皆、誓いを破った。
ナヴァール王ならば、このおしゃべりはやめよう。善きビローン、今こそ証明せよ、
われらの恋は合法であり、信義も破れてはいないと。
デュメインそうだ、そこだ。この悪を丸める、お世辞を何か。
ロンガヴィルどう進むべきか、権威ある先例を何か。
悪魔を欺く、術策や、法のこじつけを何か。
デュメイン誓い破りへ塗る、膏薬を何か。
ビローンそれほどのものは要らない。
では、かかって来い、恋情の武者たち。
まず、自分たちが何へ誓ったか考えよ、
断食し、学び、女を見ないことへ。
若さという王国に対する、まぎれもない謀反だ。
さあ、断食できるか。腹は、まだ若すぎる。
節制しすぎれば、病を生む。
そして学問をすると誓ったことについて、殿方、
その誓いで、皆それぞれ本を捨てたのに、
まだ夢見るように、そこへ目を凝らし続けられるか。
そもそも、陛下も、おまえも、おまえも、いつ、
学問の優秀さを支える根拠を見つけられた、
女の美しい顔なしに。
女の瞳から、わたしはこの教えを引き出す。
そここそ基礎、本、学び舎、
真のプロメテウスの火が湧き出る場所だ。
何でも一様にこつこつ学べば、すっかり毒される
動脈を走る、素早い生命の精気が、
絶えず長く動き続けることで
旅人の筋張った活力が疲れるように。
さて、女の顔を見ないと誓ったことで、
おまえたちは目を使うことへ背き、
学問へも背いた、それこそ誓いを生んだものなのに。
世界のどんな著者が、
女の瞳ほどの美を教えられる。
学問は、わたしたち自身に添うものにすぎず、
わたしたちのいる所には、学問もともにある。
ならば、貴婦人の瞳に自分を見る時、
そこへ、自分の学問も見るのではないか。
おお、わたしたちは学ぶと誓った、殿方、
そして、その誓いで、本を捨てた。
陛下も、おまえも、おまえも、いつ、
鉛のように重い思索の中から、見つけ出せた、
美という教師の、うながす瞳が
おまえたちへ授けた、これほど燃える詩句を。
ほかの鈍重な技芸は、脳だけをすっかり占領し、
ゆえに、それを修める者を不毛にして、
重い労苦から、ほとんど実りを見せない。
だが、女の瞳から初めて学ぶ恋は、
脳の中へ閉じ込められて、生きるのではない。
万物の動きとともに、
思いと同じ速さで、すべての力を駆け巡り、
一つ一つの力へ、二倍の力を与える、
本来の働きと務めを越えて。
目には、かけがえのない新たな視力を加える。
恋人の目は、見つめるだけで鷲の目をつぶす。
恋人の耳は、最もかすかな音まで聞き取る、
盗人を警戒する者の耳が塞がる時にも。
恋が触れる感覚は、さらに柔らかく、さらに鋭い、
殻を背負う蝸牛の、柔らかな角よりも。
恋の舌にかかれば、美食家バッカスさえ味音痴。
勇気において、恋はヘラクレスではないか、
ヘスペリデスの木々を、いつも登っている。
スフィンクスほど鋭く、明るいアポロが
その髪を弦にした竪琴ほど、甘く音楽に満ちる。
そして恋が語れば、すべての神々の声が
その調べで、天を心地よくまどろませる。
詩人は、あえて筆を取ろうとはしなかった、
インクが恋の溜息で溶かされるまでは。
おお、そうなれば、その詩句は野の耳さえ奪い、
暴君の胸へ、穏やかな謙虚さを植える。
女の瞳から、わたしはこの教えを引き出す。
そこにはいつも、真のプロメテウスの火がきらめく。
そこが、本、技芸、学び舎、
全世界を示し、収め、養うもの。
それがなければ、何一つ、何においても優れられない。
だから、あの女たちを退けると誓ったおまえたちは愚か者、
その誓いを守るなら、やはり愚か者と証明される。
知恵のために。それは、すべての男が愛する言葉。
恋のために。それは、すべての男を愛する言葉。
男たちのために。あの女たちを生んだ者。
女たちのために。その者たちによって、われら男は男となる。
一度、誓いを失い、自分自身を見つけよう。
さもなくば、誓いを守り、自分自身を失う。
こうして誓いを破ることこそ、信仰だ。
慈愛そのものが、律法を満たすのだから。
そして、誰が恋を慈愛から切り離せる。
ナヴァール王ならば、聖キューピッドよ。兵たちよ、戦場へ。
ビローン旗を進め、敵へ向かえ、殿方。
乱戦だ、打ち倒せ。だが、まず心得よ、
戦いでは、相手より太陽を背に取れ。
ロンガヴィルさあ率直に話そう。この、こじつけは脇へ置け。
フランスの娘たちへ求婚すると決めるか。
ナヴァール王求婚し、勝ち取ろう。だから、あの者たちの天幕で
何か、もてなしをする工夫を考えよう。
ビローンまず公園から、あの人たちを天幕まで送り、
それから帰路では、一人ずつ美しい恋人の
手を取ろう。午後には、
何か珍しい余興で、あの人たちを楽しませる、
残された短い時で作れるものを。
宴、踊り、仮面劇、楽しい時間は、
美しい恋に先立ち、その道へ花を撒く。
ナヴァール王行こう、行こう。役立てられる時を、
一時たりとも、取りこぼしてはならぬ。
ビローンアロン、アロン。毒麦を蒔いて、麦は刈れぬ。
正義の輪は、いつも同じ量りで巡る。
浮ついた女が、誓いを破った男の災いになるかもしれぬ。
そうなら、われらの銅貨で買える宝も、その程度ということだ。
