ジョン王
第三幕第二場
戦のラッパ。兵が入り乱れて駆け抜ける。私生児、オーストリア公の首を持って登場。
私生児いや、まったく、今日はとんでもなく暑くなるな。
空を飛ぶ悪魔が頭の上に浮かんで
災いを注いでやがる。オーストリアの首はそこに寝ていろ、
フィリップが息をつくあいだ。
ジョン王、アーサー、ヒューバート、登場。
ジョン王ヒューバート、この子を預かれ。フィリップ、急げ、早く——
母が我が天幕で襲われている、
捕らえられたかもしれぬ。
私生児陛下、私が救い出しました。
王太后様は御無事です、御心配なく——
それより前へ、陛下。ほんのひと押しで
この仕事をめでたく片づけられます。
一同退場。
