ヘンリー六世 第一部
第 5 幕 第 2 場
シャルル、ブルゴーニュ、アランソン、オルレアンの私生児、レニエ、ジャンヌ、軍勢とともに登場。
シャルル諸卿、この知らせなら、沈んだ心も浮き立とう。
勇猛なパリ市民が反旗を翻し、
再び、武勇に富むフランス軍へ戻ったという。
アランソンならば、パリへ進軍を、フランス王シャルル。
ぐずぐずと兵力を遊ばせ、出し惜しみなさいますな。
ジャンヌわれらに戻るなら、彼らに平和あれ。
さもなくば、破滅よ、彼らの宮殿に戦いを挑め!
斥候登場。
斥候勇敢なる、わが大将に勝利を、
その盟友たちに、幸いを!
シャルル斥候から、どんな知らせだ? さあ、話せ。
斥候二隊に分かれていたイングランド軍が、
今や一つに合流し、
ただちに、戦いを挑む構えです。
シャルル諸君、いささか急な警報だ。
だが、こちらも、ただちに迎え撃つ支度をする。
ブルゴーニュタルボットの亡霊までは、おりませんでしょう。
あの男は、もういない。殿下、恐れることはありません。
ジャンヌ卑しい感情のなかで、恐れほど呪わしいものはない。
勝利を命じよ、シャルル。勝利は、あなたのもの。
ヘンリーにも、世のすべてにも、好きなだけ嘆かせよ。
シャルルでは進め、諸卿。フランスに幸運あれ!
一同退場。
