ヘンリー六世 第一部
第 1 幕 第 6 場
城壁の上に、ジャンヌ・ラ・ピュセル、シャルル、レニエ、アランソン、兵士たちが入る。
ジャンヌ風にはためく軍旗を、城壁に高く掲げよ。
オルレアンは、イングランド軍から救われた。
こうしてジャンヌ・ラ・ピュセルは、言葉を果たしました。
シャルルこの上なく神聖な者、アストライアの娘よ、
この成功に、どのような誉れをもって報いればよい。
おまえの約束は、アドニスの庭のようだ、
一日で花開き、翌日には実を結ぶ。
フランスよ、栄光に輝く女予言者を誇れ。
オルレアンの町は奪い返された。
わが国に、これほど祝福された幸運が訪れたことはない。
レニエなぜ町中の鐘を高らかに鳴らさぬ。
王太子殿下、市民に命じ、篝火を焚かせ、
大通りで祝宴を開かせましょう、
神が授けてくださった喜びを祝うために。
アランソン全フランスが歓喜に満ちあふれるだろう、
われらが男らしく戦ったと聞けば。
シャルル今日の勝利を得たのは、われらでなくジャンヌだ。
ゆえに、私は王冠を彼女と分かち合おう。
わが国のすべての司祭と修道士は、
行列を組み、永遠に彼女をたたえる歌を歌え。
彼女のため、さらに壮麗なピラミッドを建てよう、
ロドピスやメンフィスのものよりも。
彼女が亡くなった後も、その記憶を留めるため、
その遺灰は、宝石で飾られたダレイオス王の壺より
さらに尊い壺に納めよう。
そして大祭のたびに運ばせよう、
フランスの王と王妃の前を。
もはや聖ドニの名を呼んで祈ることはない。
ジャンヌ・ラ・ピュセルこそ、フランスの聖女となる。
さあ、中へ入り、王侯らしく祝宴を開こう、
この黄金の勝利の日を祝って。
華やかな吹奏。一同退場。
