ガワーいや、そのとおりです。だがなぜ今日、葱を身につけておられる? 聖デイヴィの日は過ぎましたよ。
フルーエリン何事にも、なぜ、そして何ゆえという事情と理由がありますぞ。申し上げましょう、我が友ガワー大尉。あのならず者の、瘡っかきの、乞食根性の、卑劣な、大口を叩く下郎のピストル、あなたもご自身も全世界も、いいですかな、何の取り柄もない男としか知らぬあの男が、昨日私のところへ来て、パンと塩を差し出し、いいですかな、私の葱を食えと言ったのですぞ。それはあの男と争いを起こせぬ場所でのことでした。だが私は大胆にもこれを帽子につけておいて、もう一度あの男に会うまでこうしておりますぞ。そのときには私の望むところを少しばかり申し聞かせてやります。
ガワーおや、来ましたよ、七面鳥の雄のように膨れ上がって。
フルーエリン膨れ上がろうが七面鳥だろうが構いませぬ。神があなたを祝福されますように、ピストル旗手! この卑しい、卑劣な下郎め、神があなたを祝福されますように!
ピストルはっ! 貴様は狂人か? 貯めているのか、卑しいトロイア人め、
この俺に運命の女神の宿命の織物を畳ませようとして?
失せろ! 葱の匂いで胸が悪くなる。
フルーエリン心からお願い申し上げますぞ、瘡っかきの卑劣な下郎め、私の望みとして、私の願いとして、私の請願として、いいですかな、この葱を食べていただきたい。というのは、いいですかな、あなたはこれがお好きでなく、その情愛もその食欲もその消化もこれと合わぬからこそ、これを食べていただきたいのです。
ピストルカドワラダーと、その山羊をすべてくれてもご免だ。
フルーエリンそれでは山羊を一頭くれてやりますぞ。
フルーエリンどうです、瘡っかきの下郎め、これを食べるだけの善意はありますかな?
ピストル卑しいトロイア人め、貴様は死ぬのだ。
フルーエリンまことにおっしゃるとおりですぞ、瘡っかきの下郎め、神のご意志があればな。私はその間、あなたに生きていて食べ物を召し上がっていただきたい。さあ、そのための薬味がここにありますぞ。
フルーエリンあなたは昨日、私を山男の郷士と呼びましたな。だが今日は私があなたを身分の低い郷士にして差し上げますぞ。お願いだから、召し上がれ。葱を嘲れるなら、葱を食べられますぞ。
ガワーもうよいでしょう、大尉。この男を仰天させましたよ。
フルーエリン申し上げますが、この男に私の葱をいくらか食わせるか、さもなくばその脳天を四日間叩き続けますぞ。噛みなされ、お願いですから。あなたの生傷とその血まみれの鶏冠によく効きますぞ。
ピストル噛まねばならんのか?
フルーエリンそうですとも、確かに、疑いもなく、問いようもなく、曖昧さもなくな。
ピストルこの葱にかけて、俺はこの上なく恐ろしい復讐をしてやる。食う、食うぞ、誓って——
フルーエリン召し上がれ、お願いですから。葱にもっと薬味がご入用ですかな? 誓いを立てるには葱が足りませぬぞ。
ピストルその棍棒を静めろ。食っているのが見えるだろう。
フルーエリンたっぷりお召し上がりなされ、瘡っかきの下郎め、心から。いや、頼むから捨てなさるな。皮はその割れた鶏冠によく効きますぞ。この先、葱を見かける機会があったら、お願いだから、嘲ってくだされ。それだけのことです。
ピストルよかろう。
フルーエリンそう、葱はよいものですぞ。ほれ、その脳天を癒やすためのグロート銀貨だ。
ピストル俺にグロートだと!
フルーエリンそうです、まことに、真実、お受け取りなされ。さもなくば私の懐にもう一本葱がありますぞ、それを召し上がっていただく。
ピストルこの一グロート、復讐の手付けとして受け取っておく。
フルーエリンもし私があなたに何か借りがあるなら、棍棒で払って差し上げますぞ。あなたは薪商人になって、私からは棍棒しか買わぬことになりますな。神があなたとともにあり、あなたを守り、その脳天を癒やされますように。
ピストルこのために地獄じゅうが動き出すぞ。
ガワー行け、行け。お前は食わせ者の臆病な下郎だ。名誉ある敬意から始まり、今は亡き武勇の記憶すべき記念として身につけられている古い伝統を、お前は嘲るのか。しかも自分の言葉のどれ一つ、行いで裏付ける勇気もないくせに。私はお前がこの紳士に二度も三度も皮肉を言い、突っかかるのを見てきた。お前はこう思ったのだ、この方は生まれつきの流儀でイングランド語を話せぬのだから、イングランドの棍棒も扱えまいと。そうではないと分かったろう。この先は、ウェールズ人の懲らしめが、お前によきイングランド人の身の処し方を教えてくれるがいい。ではさらばだ。
ピストル運命の女神は今、俺を相手に主婦の真似でもしているのか。
知らせによれば、俺のドルは施療院で
フランス病にかかって死んだそうだ。
そこで俺の落ち合いの場所もすっかり断ち切られた。
俺は老いていく。そしてこの疲れた手足からは
名誉が棍棒で叩き出された。よし、俺は女衒になろう、
そして手の早い巾着切りにも少しは傾こう。
イングランドへこっそり帰って、そこでこっそり盗んでやる。
そしてこの棍棒の傷跡に膏薬を貼って、
ガリアの戦で受けたのだと誓ってやる。
