フランス王かくしてイングランド人は総力を挙げて我らに迫ってくる。
それゆえ我らの守りにおいて王者らしく応えることが、
念入り以上に肝要である。
それゆえベリー公とブルターニュ公、
ブラバン公とオルレアン公は出立せよ。
そしてそなた、王太子よ、可能なかぎり速やかに、
我らの戦の町々を勇気ある兵と守りの手立てで
固め、修復し直せ。
イングランドは淵へ吸い込まれる水のように
猛烈な勢いで近づいてくるのだから。
してみれば我らも、あの宿命の、そして侮られてきたイングランド人が
我らの野に残していった近年の例から
恐れが教えてくれるかぎり、
用心深くあらねばならぬ。
王太子この上なく畏れ多き父上、
敵に対して武装するのはまことに当然です。
たとえ戦もなく、知られた争いも問題になっていなくとも、
平和それ自体が王国をこれほど鈍らせてはならず、
戦が予期されているかのように、
守りも、召集も、備えも、
維持され、集められ、蓄えられるべきなのです。
それゆえ申し上げます、我ら皆が出向いて
フランスの病んだ弱い部分を見て回るのが当然です。
そしてそれを恐れの色など見せずに行いましょう。
そう、イングランドが聖霊降臨祭のモリス踊りに
うつつを抜かしていると聞いたときと同じ程度の顔で。
なぜなら善き父上、あの国はあれほど怠惰な王を戴き、
その王笏はあれほど気まぐれに、
空虚で軽薄で浅はかで気分屋の若造に担われているのですから、
恐れなど伴いませぬ。
大元帥おお、お黙りなさい、王太子殿下!
あなたはこの王を大いに見誤っておられます。
先の使節たちにお尋ねなさいませ、
あの王がどれほど堂々たる威儀をもって使命を聞いたか、
どれほど気高い顧問たちに恵まれていたか、
異議を唱えるにどれほど慎ましく、それでいて
揺るがぬ決意においてどれほど恐ろしかったかを。
そうすればお分かりになりましょう、かつて費やされたあの空虚さは、
思慮を愚行の外套で覆っていた
ローマのブルータスの外面にすぎなかったのだと。
園丁が、最初に芽吹き最も繊細に育つ根を
糞土で隠すのと同じように。
王太子いや、そうではありませぬ、大元帥閣下。
だがそう思っておくとしても、構わぬことだ。
守りの場合には、敵を見た目より強大だと
量っておくのが最善です。
そうしてこそ守りの兵力が満たされる。
弱く吝嗇な見積もりでは、
布地を惜しんで上着を台無しにする守銭奴のように
なってしまいますからな。
フランス王ハリー王は強いと思っておこう。
そして王子たちよ、彼を迎え撃つべく強く武装せよ。
彼の一族は我らの肉を味わってきた。
そして彼は、我らが親しんだ道々で我らに取り憑いてきた、
あの血なまぐさい血統から生まれた者だ。
証拠は我らのあまりに記憶に残る恥辱、
クレシーの戦いが宿命的に打ち据えられ、
我らの王子たちがすべて、あの黒き名、
ウェールズの黒太子エドワードの手で捕虜となったときのこと。
その間、山のように大きな父君は山の上に立ち、
高く空のうちに、黄金の太陽を戴いて、
その英雄の胤が自然の作品を切り刻み、
神とフランスの父たちが二十年かけて作った
その形を損なうのを見て、微笑んでいたのだ。これはあの
勝利の血統から出た若木だ。それゆえ我らは
彼の生来の強さと運命を恐れておこう。
使者イングランドのハリー王からの使節が
陛下への謁見を願っております。
フランス王すぐに謁見を許そう。行って、連れて参れ。
フランス王この追跡は激しく続けられているぞ、諸君。
王太子向き直って追跡を止めるのです。臆病な犬こそ、
脅かしているつもりのものがはるか先を走っているときに
最も声高く吠えるもの。善き我が君主よ、
イングランド人を短く抑え込み、あなたがどれほどの王国の
頭であるかを知らしめてやりなさいませ。
自惚れは、我が君、自らを軽んじるほどには
卑しい罪ではありませぬ。
フランス王我らの兄弟イングランド王からか?
エクセター王からです。そして王は陛下にこう挨拶されます。
王は全能の神の名において求められます、
陛下がご自身から脱ぎ捨て、脇に置かれることを、
天の賜物により、自然と万民の法により、
王とその世継ぎに属する借り物の栄光を。すなわち王冠と、
慣習と時代の定めによって
フランスの王冠に付随するあらゆる広大な栄誉を。
それが邪でも不自然でもない請求であること、
遠く消え去った日々の虫食い穴から拾い出したものでも、
古い忘却の塵から掻き集めたものでもないことをお知りいただくために、
王はこの上なく記憶に残るべき系図をお送りになります、
一つ一つの枝において真に証明するものです。
どうかこの家系図をご覧いただきたい。
そしてご覧のとおり、王が名高きご先祖の中でも
最も名高いエドワード三世から真っ直ぐに出ておられると分かられたなら、
そのときは、本来の真の請求者たる王から
不正に保持しておられる王冠と王国を
明け渡されよ、と王は命じられます。
フランス王さもなくば何が続くのだ?
エクセター血なまぐさい強制です。たとえ陛下が王冠を
その心の中に隠されようとも、王はそこを掻き探されましょう。
それゆえ王は激しい嵐となって、
雷とともに、地震とともに、ジョーヴのように来られます。
求めて叶わぬときには、力ずくにされるのです。
そして主の御はらわたにかけて命じられます、
王冠を明け渡し、この飢えた戦がその広大な顎を
開こうとしている哀れな魂たちに
慈悲を垂れよと。そして未亡人の涙、孤児の叫び、
死者の血、夫を、父を、婚約した恋人を失って
やつれた娘たちの呻きを——
この争いに呑み込まれることになるすべてを——
陛下の頭上に向けられるのです。
これが王の請求であり、その威嚇であり、私の使命です。
ただし王太子殿下がここにおられるならば、
その方へも別に挨拶をお持ちしております。
フランス王我らについては、この件をさらに考えよう。
明日、我らの完全な意向を
我らの兄弟イングランド王へ持ち帰るがよい。
王太子王太子については、
私がここにその者として立っている。イングランドから私へは何だ?
エクセター軽蔑と挑戦です。冷淡な扱い、侮蔑、
そして力ある送り主にふさわしくないものでないかぎりの
あらゆるものを、王はあなたに値づけしておられます。
我が王はそう申されます。そしてもし父君たる陛下が、
すべての要求をあまねくお認めになることで、
あなたが我が王に送りつけた苦い愚弄を甘くされぬのなら、
王はあなたにそれに対する熱い答えを求められましょう、
フランスの洞窟も洞のような穹窿も
あなたの過ちを叱り、王の大砲の二度目の響きとなって
あなたの愚弄を送り返すほどに。
王太子言え、我が父が穏やかな返答をされるとしても、
それは私の意に反すると。私はイングランドとの
不和以外は何も望まぬ。その目的のために、
あの王の若さと空虚さにふさわしいものとして、
私はパリの球を贈ってやったのだ。
エクセター王はそのためにパリのルーヴルを揺るがせられましょう、
たとえそれが強大なヨーロッパの主城であろうとも。
そしてご安心を、あなたはお分かりになる、
我ら臣下が驚きとともに知ったのと同じように、
あの方の青かった日々の約束と
今あの方が体現しておられるものとの違いを。今やあの方は時を
最後の一粒まで量っておられる。それをあなたはご自分の損失のうちに
読み取られよう、あの方がフランスに留まられるならば。
フランス王明日、我らの意を余すところなく知らせよう。
エクセターできるかぎり速やかに我らを送り出してください。さもなくば我らの王が
遅延を問うためにご自身でここへ来られましょう。
すでにこの地に足を下ろしておられるのですから。
フランス王まもなく公正な条件をもって送り出そう。
一夜など、これほどの重大事に答えるには
わずかな息継ぎ、短い間にすぎぬ。
