ロドウィック王の目があの方の目の中で迷うのが、私には見えた、
王の耳があの甘い舌の言葉を飲み干すのも。
そして移ろう情念は、定まらぬ雲さながら、
風の運ぶ車にせき立てられ、
乱れる王の頬で膨らみ、しぼんだ。
ほら、あの方が赤らめば、王はたちまち青ざめた、
まるであの頬が、何か魔法の力で、
王の桜色の血を吸い寄せたかのように。
やがてあの方が畏れ慎んで青ざめると、
王の頬は緋色の飾りをまとった、
だが、あの東方の紅とは似ても似つかぬ、
珊瑚に煉瓦、命あるものに死骸ほど違う。
なぜ王はああして、あの方の顔色をまねたのだ?
あの方が赤らめたなら、それは慎ましい羞恥、
国王の神聖な御前にいたからだ。
王が赤らめたなら、それは慎みのない赤恥、
国王の身でありながら、よこしまに目を伏せたからだ。
あの方が青ざめたなら、それはか弱い女の恐れ、
国王の御前で身を保たねばならぬからだ。
王が青ざめたなら、それは罪を知る恐れ、
大王の身でありながら、よこしまに恋したからだ。
ならば、スコットランドとの戦よ、さらば! これはきっと、
気難しい恋がイングランドをじわじわ包囲する長期戦になる。
陛下がおいでだ、たったお一人で歩いておられる。
エドワード王ここへ来てから、あの女ははるかに美しくなった。
口をつく言葉ごと、声はいよいよ銀の響き、
知恵はいよいよ流麗だ。何と見事に語ったことか、
デイヴィッドと、そのスコットランド兵どものことを!
「やつはこう申しました」と言い、ひどい訛りで、
スコットランド人の言い回しも抑揚もそっくりに。
だが本物のスコットランド人より、いくらか上手だった。
「すると私はこう答えました」と、今度は自分を演じた。
誰があれほど話せよう? あの女自身のほかに。
城壁から響かせるのは、天使が天より送る調べ、
野蛮な敵への、甘くも雄々しい挑戦の歌だ。
平和を語れば、その舌は
戦を牢へ追いやる。戦を語れば、
ローマの墓からシーザーを呼び覚ます、
あの言葉で美しく飾られた戦を聞かせるために。
知恵も愚かに見える、あの舌に宿らぬかぎり、
美もそしりに見える、あの美しい顔になければ。
夏はない、あの晴れやかな眼差しのほかには、
凍える冬もない、あの冷ややかな侮りのほかには。
あの女を包囲したスコットランド兵も責められぬ、
あれこそ、わが国の宝のすべてなのだから。
だが逃げ出したやつらは臆病者だ、
あれほど豊かで美しい、留まる理由があったのに。——
そこにいるのか、ロドウィック? インクと紙を持て。
ロドウィックかしこまりました、陛下。
エドワード王諸卿には、そのままチェスを続けよと伝えよ、
余は一人で歩き、思いを練る。
ロドウィックかしこまりました、陛下。
エドワード王あの男は詩にもよく通じ、
生気に満ち、人の心を動かす才もある。
余の情熱を打ち明けよう。
あれが薄絹の帳で情熱を包めば、
美の女王たちを統べる女王は、その帳越しに見るだろう、
余を病ませた根が自分だと。——
エドワード王ペンとインクと紙は用意できたか、ロドウィック?
ロドウィック整っております、陛下。
エドワード王では夏の木陰亭で、余のそばに座れ、
そこを評議の間、いや、密談の小部屋としよう。
思いが青いのなら、集う場所も緑がよい、
胸の荷を下ろし、心を軽くする場所も。
さあ、ロドウィック、黄金の詩神を呼び出せ、
魔法のペンをここへ運ばせるのだ、
ため息を書くなら、真にため息をつかせるペンを。
悲しみを語れば、おまえ自身が呻き出し、
涙と書くなら、その言葉を前から後ろから、
甘い嘆きでくるみ込め、
タタール人の目にも雫を湧かせ、
火打ち石の心を持つスキタイ人さえ哀れませるほどに。
詩人のペンには、それほど心を動かす力がある。
ならば詩人であるなら、そのように動かせ、
そして主君の愛で豊かになれ。
甘く調和する弦のひと触れが、
地獄の耳さえ、無理にも聴き入らせるなら、
まして詩人の才が奏でる節は、どれほど容易く
柔らかな人の心を惑わせ、奪い去るだろう?
ロドウィックどなたへ、わが筆を向ければよろしいので?
エドワード王美しい者を恥じ入らせ、賢い者を愚かにする女へ。
その体は、この世にある
あらゆる徳を縮めて収めた、ひと巻きの要約だ。
美しいより美しい、と書き始めよ。
美よりも美しい、美のための新しい言葉を考え出せ。
褒めたい飾りが何であれ、
賛美が翔ける高さより、さらにひときわ高く飛ばせ。
お世辞の罪に問われることなど恐れるな。
おまえの驚嘆が今の十倍でも、
その十倍の一万倍、あの女の値打ちはなお上だ、
おまえが褒める女は、おまえの賛辞より尊い。
始めよ。その間、余はあの女を心に思い描く。
書き忘れるな、どれほど情熱に焼かれ、
どれほど心を病み、どれほど物憂く焦がれるか、
あの美しさが余を。
ロドウィック女の方へ書くので?
エドワード王美のほか何が、余に勝ち誇れる?
女のほか誰が、われらの恋歌を迎えるのだ?
何だ、馬を褒めろと命じたと思ったか?
ロドウィックどのような身分、どのような境遇の方なのか、
それを伺う必要がございます、陛下。
エドワード王身分といえば、あの女のものは玉座のよう、
余の身分は、あの足が踏む踏み台だ。
ならば、あの女がどのような境遇か、わかるだろう、
その偉大さの釣り合いを見れば。
書き続けよ。余は心の中であの女を眺める。
⋮
声を音楽に、あるいは夜鳴き鶯にたとえるか。
夏ごとに跳ね回る田舎者は誰も、
日に焼けた恋人が話せば、その声を音楽にたとえる。
ならば、なぜ余が夜鳴き鶯を持ち出す?
夜鳴き鶯が歌うのは、不貞の過ちだ。
それになぞらえては、皮肉がきつすぎる。
罪でさえ罪とは見なされず、
むしろ徳が罪に、罪が徳に見なされかねぬ。
髪は蚕の紡ぐ糸より、はるかに柔らかく、
お世辞上手な鏡のように、いっそう美しく見せる、
黄色い琥珀を。いや、「お世辞上手な鏡」は
出すのが早すぎる。目を書くときに、こう言おう、
その目は鏡のように太陽を捉え、
そこから熱い照り返しを跳ね返し、
余の胸を射て、内なる心を焼く、と。
ああ、わが魂は何と豊かに対旋律をつけることか、
この恋が即興で奏でる、変わらぬ低音の上に! ——
どうした、ロドウィック、インクを黄金に変えたか?
まだなら、わが思い人の名だけでも
大文字で書け。それが紙を金色に染める。
読め、ロドウィック、読め。
余の耳の、うつろな窪みを満たしてくれ、
おまえの詩の甘い響きで。
ロドウィックまだあの方への賛美を、終止符まで運べておりません。
エドワード王あの女への賛美は余の愛と同じ、どちらも果てがない、
激しい両極を抱え込み、
終わりを告げる句点など、鼻であしらう。
あの女の美に比肩するのは、ただ余の情愛のみ。
あれは誰よりも深く、余は何よりも深く、なお深い。
あの女を褒め尽くすのは、海を雫で数えるより難しい。
いや、この重い大地を砂粒に砕き、
一粒一粒、記憶に刻むより難しい。
ならばなぜ、おまえは終止符など口にする、
果てなき驚嘆を求めるものに?
読め、聞かせよ。
ロドウィック「影の女王よりも美しく、貞淑に」——
エドワード王その一行には二つの欠点がある、ひどく明白な欠点が。
あの女を、夜の青白い女王にたとえるのか、
闇の中に置かれるから、明るく見えるだけの女王に?
太陽が頭をもたげれば、月など何だ、
消えかけた蝋燭のように、薄暗く、死んでいる。
わが恋人は真昼の天の目にも敢然と挑み、
覆いを取れば、黄金の太陽よりまばゆく輝く。
ロドウィックもう一つの欠点とは何でございます、陛下?
エドワード王その一行をもう一度読め。
ロドウィック「より美しく、貞淑に」——
エドワード王貞淑などと語れとは命じておらぬ、
あの心の宝を、そこまで洗いざらい調べるな。
貞淑であるより、追いかけられてくれたほうがよい。
月の一行は消せ、余は気に入らぬ。
あの女を太陽にたとえよ。
太陽の三倍も輝くと言え、
その完璧さは太陽と張り合うと言え、
太陽ほど豊かに甘い実りを生むと言え、
太陽のように冷たい冬を溶かすと言え、
太陽のように爽やかな夏を喜ばせると言え、
太陽のように見る者の目を眩ませると言え。
そして、この太陽との比べに従い、
あの女も太陽のように、誰にも隔てなく身を開けと言え。
太陽は地に生える卑しい雑草にも、
香り高い薔薇と同じく、愛を込めて微笑むのだから。
さあ、その月明かりの一行の次は何だ。
ロドウィック「影の女王よりも美しく、貞淑に。
変わらぬ心は、さらに雄々しく」——
エドワード王変わらぬ心! 誰より雄々しい?
ロドウィック——「ユディトよりも」。
エドワード王何と恐ろしい一行だ! 次には剣も書き添えろ、
そうすれば余は、首を斬ってくれと口説くことになる。
消せ、消せ、ロドウィック! 次を聞かせろ。
ロドウィックできているのは、そこまででございます。
エドワード王ならば礼を言おう、わずかしか悪さをしなかった。
だが、できたものは、とてつもなく、とてつもなく悪い。
いや、荒々しい戦は隊長に語らせよ。
牢に閉じ込められた暗い束縛は、囚人に。
死の苦しみを最もよく書けるのは、病人。
宴の甘美を語れるのは、飢えた者。
火の恵みを語れるのは、凍えた魂。
あらゆる悲しみには、その幸せな反対を語らせよ。
恋は恋する者の舌でなければ、よい音を奏でぬ。
ペンと紙をよこせ、余が書く。——
エドワード王待て、わが魂の宝を預かる者が来た。——
ロドウィック、おまえは戦陣の描き方を知らぬ。
この両翼、この側面隊、この諸部隊を見れば、
おまえの軍学が足りぬとわかる。
これはここ、もう一つはここに置くべきだった。
伯爵夫人厚かましさをお許しください、三重にも慈悲深い陛下。
ここへ押しかけたことも、務めとお呼びください、
主君のお加減を伺いに参ったのですから。
エドワード王行け、同じものを描け。形は教えたとおりだ。
ロドウィック参ります。
伯爵夫人陛下がそのように沈んでおられるとは、心が痛みます。
臣下の私に何ができましょう、陛下から追い払うため、
あの陰気な道連れ、ふさぎ込む憂鬱を?
エドワード王ああ、奥方、余は不器用で、慰めの花を
恥の土には撒けぬ。
ここへ来てから、伯爵夫人、余は不当な目に遭っている。
伯爵夫人まあ、どうか、この館の者が誰一人、
陛下に不当な仕打ちをしたなどとお思いになりませぬよう! 三重にも心優しい王よ、
ご不興のわけを、どうかお聞かせください。
エドワード王聞かせれば、救いはどれほど近くなる?
伯爵夫人女の私にある力、そのすべてを質に入れて
陛下の救いを買える、それほど近くなります。
エドワード王真実なら、余はもう償いを得た。
おまえの力を差し出し、余の喜びを買い戻せ。
そうすれば喜べる、伯爵夫人。さもなければ死ぬ。
伯爵夫人そういたします、陛下。
エドワード王誓え、伯爵夫人、そうすると。
伯爵夫人天にかけて、誓います。
エドワード王ならば少し脇へ離れ、
自分自身にこう語れ、王がおまえに溺れていると。
その王を幸せにする力は、おまえの手中にあり、
その力の及ぶ喜びをすべて王に与えると、
おまえは誓ったのだと。
そうしてから言え、余はいつ幸せになれる?
伯爵夫人もう、すべていたしました、三重にも畏れ多い陛下。
私が捧げられる愛の力は、力の限り、
敬虔な服従とともに、すべて陛下のもの。
その証しに、どうぞお望みどおり私をお使いください。
エドワード王余がおまえに溺れていると、聞こえたな。
伯爵夫人私の美しさに、というなら、お取りください、できるものなら。
わずかな美、私自身はその十分の一にも値を置きません。
私の徳に、というなら、お取りください、できるものなら。
徳の蓄えは、人に与えるほど増すものです。
私が与えられ、陛下が持ち去れるものなら、
それが何であれ、ご自分のものになさいませ。
エドワード王余が味わいたいのは、おまえの美しさだ。
伯爵夫人ああ、それが絵の具なら、拭い落とし、
この身から剥ぎ取って、陛下に差し上げましょう。
ですが陛下、それは私の命に固く溶接されています。
一つを取るなら、二つとも。美は慎ましい影のように、
私の夏の命、その陽射しにつきまとうのです。
エドワード王だが、戯れに使うあいだ、余に貸せるだろう。
伯爵夫人知性ある私の魂を人に貸しても、
なお体が生きていられる、それと同じくらい容易いことです、
魂の宮殿であるこの体を、魂から引き離して
人に貸し、それでも魂を保つというのは。
私の体は魂の東屋、宮廷、そして修道院、
魂は清く、神聖で、穢れなき天使です。
その住まいを陛下に明け渡せば、
哀れな魂を殺し、その哀れな魂が私を殺します。
エドワード王余が望むものを与えると、誓わなかったか?
伯爵夫人誓いました、陛下。ですから、望みが私にできることなら。
エドワード王おまえに与えられる以上のものは望まぬ、
乞うのでもない、むしろ買うのだ。
つまり、おまえの愛を。その愛との豊かな交換に、
余の愛を差し出そう。
伯爵夫人陛下のお唇が神聖でなかったなら、
愛という神聖な名を汚したと申すところです。
陛下が私に差し出す愛は、陛下には与えられません、
シーザーはその貢ぎを、王妃に負っておられます。
陛下が私にお求めの愛は、私には与えられません、
サラはその務めを、夫に負っております。
陛下の刻印を削り、贋金を鋳る者は、
死罪となります、陛下。ならば神聖なる陛下ご自身が、
天の王に対して大逆を犯されるのですか、
禁じられた金属に、天の王の御姿を打ち、
忠誠と誓いをお忘れになって?
婚姻という神聖な法を犯せば、
陛下ご自身よりも大いなる名誉を壊すことになります。
王であることは、婚姻よりも新しい家柄、
婚姻のほうが古い。陛下の祖、
全世界をただ一人治めたアダムは、
神によって、妻ある男の誉れを受けました、
だが王として聖油を注がれはしなかった。
陛下の法令を破れば、罰を受けます、
たとえ陛下のお手で制定されたものでなくとも。
まして、神の御口が定め、御手が封じた
聖なる法を破れば、どれほど重い罰となりましょう?
わかっております、わが主君は、今は戦場で
忠実に務める夫への愛にかけて、
ソールズベリーの妻を試しておられるだけ、
ふしだらな男の話に耳を貸すか、どうかを。
ここに留まり、その罪を犯さぬよう、
その話から去ります、陛下からではございません。
エドワード王あの美しさが言葉によって神々しくなるのか、
それとも言葉が、美に仕える甘い司祭なのか?
風が帆を美しく膨らませ、
帆が見えぬ風を美しく見せるように、
言葉は美を、美は言葉を飾り立てる。
ああ、蜜を集める蜂になれたなら、
あの花から、徳の蜜房を運び去れるのに。
毒を吸う妬ましい蜘蛛となり、
吸い取った汁を死の毒に変えるのではなく!
信仰は厳しく、美しさは優しい。
あれほど美しい被後見人には、厳しすぎる守護人だ。
ああ、あの女が空気のように余のものなら!
いや、そうではないか。抱き締めようとすれば、
こうして、掴めるのは自分自身だけだ。
あの女をわがものにせねばならぬ。道理と叱責を打ちつけても、
愚かな恋を追い払うことはできぬのだから。
エドワード王あの父親が来た。あれを動かし、
この恋の戦場で、余の旗を担がせよう。
ウォリックなぜ陛下は、それほどお悲しみなのです?
お許しを得て、ご心痛を伺えますなら、
この老骨の力で取り除けるものなら、
長く陛下を煩わせはいたしません。
エドワード王親切にも自ら差し出した、その申し出こそ、
余が先んじて、おまえに乞おうとしていたものだ。
だが、おお、世よ、お世辞を育てる大いなる乳母よ、
なぜ人の舌の先を黄金の言葉で飾り、
その行いには重い鉛の分銅を載せる、
美しい実行が、約束のあとを追えぬように?
ああ、人が心の閉じた帳面を手にできたなら、
そして、そこに書き記されてもいない偽りを
放埒な舌が息として吐くとき、その舌を塞げたなら!
ウォリック輝く黄金を借りながら鉛で返すなど、
老いたわが身の名誉から、はるか遠いこと!
老年は皮肉屋、おべっか使いではございません。
もう一度申します。陛下のご心痛を知り、
私の力でそれを軽くできるなら、
わが身の損を代価に、陛下の益を買いましょう。
エドワード王それは偽り者が誰でも差し出す、ありふれた申し出、
自分の言葉の負債を、決して払わぬ者のものだ。
おまえは今の言葉を、ためらわず誓うだろう。
だが余の悲しみの正体を知れば、
性急に吐き出した、その言葉の吐瀉物を
また呑み込み、余を救いもなく置き去りにする。
ウォリック天にかけて、決して。たとえ陛下が
御剣へ身を投げ、死ねとお命じになろうとも。
エドワード王では、余の悲しみを治す道が、ほかにはないとしたら、
おまえの名誉を失い、傷つける以外には?
ウォリックその損だけが陛下のお役に立つのなら、
その損を私の益とも数えましょう。
エドワード王一度した誓いを、誓わなかったことにできると思うか?
ウォリックできません。できたとしても、いたしません。
エドワード王だが、もしするなら、余はおまえを何と呼べばよい?
ウォリック誓いという神聖な証文を破る、あらゆる偽誓の悪党に
浴びせてよい名を、私にも。
エドワード王誓いを破る者を、何と呼ぶ?
ウォリック神にも人にも信義を破り、
その双方から破門された者と。
エドワード王人に、正しく神聖な誓いを破れと
そそのかすのは、誰の務めだ?
ウォリック人ではなく、悪魔の務めでございます。
エドワード王その悪魔の務めを、余のために果たせ。
さもなくば、おまえの誓いを破るか、すべての絆を断て、
おまえと余との、愛と忠節の絆を。
ゆえに、ウォリック、おまえがおまえ自身であり、
自分の言葉と誓いの、主人であるなら、
娘のもとへ行き、余に代わって
命じ、口説き、手段を選ばず勝ち取れ、
余の情婦、ひそかな愛人になるように。
返事をするな、余はここで聞かぬ。
おまえの誓いで娘の誓いを破れ、さもなくば主君を死なせよ。
ウォリックおお、恋に狂った王! おお、忌まわしい務め!
なるほど、私は自らをそそのかし、自らを傷つけるわけだ、
神の御名にかけて王が私に誓わせたのだから、
神の御名にかけて立てた誓いを破れと。
もし私が、この右手にかけて誓うとしたら、
この右手を斬り落とすと? まだましなのは、
偶像を穢すことで、偶像そのものを滅ぼすことではない。
だが、どちらもせぬ。私は誓いを守り、
娘には、これまで説いたすべての徳を
取り消してみせよう。
こう言う、王を抱くことを覚えるなら、
夫ソールズベリーは忘れねばならぬ、と。
こう言う、誓いは容易く破れる、
だが破った誓いは、そう容易く許されぬ、と。
こう言う、愛するのは真の慈愛、
だが誰にでも身を与えるのは、真の愛ではない、と。
こう言う、王の偉大さなら恥を庇える、
だが王国をもってしても、罪は買い戻せぬ、と。
こう言う、説き伏せるのは私の務め、
だが承知するのは、娘の貞節ではない、と。
ウォリックほら、娘が来る。これほど悪い使節を
わが子へ遣わす父親が、かつていただろうか。
伯爵夫人父上、ずっとお捜ししておりました。
母上と諸卿が、しきりにお願いしております、
陛下のおそばを離れず、
お力の限り、陛下をお慰めくださいと。
ウォリックこの忌まわしい使いの口火を、どう切ればよい?
わが子とは呼べぬ。いったいどこにいる、
こんな求めのため、わが子を惑わす父が?
ならば、ソールズベリーの妻よ、と始めるか?
いや、あれはわが友。いったいどこにいる、
友情にこれほどの損害を加える友が? ——
ウォリックわが娘でも、親しい友の妻でもない者よ、
私は、おまえが思うウォリックではない、
地獄の宮廷から来た代理人だ。
その代理人が、この姿に魂を宿し、
王からの伝言を、おまえに届ける。
強大なるイングランド王が、おまえに溺れておられる。
王には、おまえの命を奪う力があり、
おまえの名誉を奪う力もある。ならば承知せよ、
命よりは、名誉を質に入れるほうがよい。
名誉は失っても、また手に入ることがある。
だが命は、一度去れば取り戻せぬ。
干し草を枯らす太陽も、若草は育てる。
おまえを汚そうとする王も、おまえを高く引き上げる。
詩人たちが書くには、大いなるアキレウスの槍は、
自らつけた傷を癒やせたという。その教えは、
力ある者が犯す過ちは、その者が償える、ということ。
獅子は血まみれの顎を美しく見せ、
獲物あさりに気品を添える、温情を示すことで、
隷属する恐れが、足もとで震えているときに。
王はその栄光の中に、おまえの恥を隠すだろう。
王を仰いで、おまえを探そうとする者は、
太陽を見つめるうちに、視力を失う。
一滴の毒が、海にどんな害を加えられる、
その途方もない広がりは、悪を消化し、
毒の働きを失わせられるのに?
王の偉大な名は、おまえの悪事を和らげ、
非難という苦い薬に、
砂糖の甘さと、こよなく美味な味を与える。
そのうえ、せずに済ませれば恥となることを
行うのは、何の害でもない。
こうして私は、陛下に代わり、
罪に、徳ある言葉の衣を着せた。
王の求めへの、おまえの返事を待とう。
伯爵夫人親ならぬ包囲! ああ、不幸な私、
敵の危険を逃れたというのに、
友に十倍もひどく取り囲まれるとは!
王は私の清い血を汚す手立てとして、
私の血の生みの親を堕落させ、
恥知らずで卑しい仲立ちにするほかないのですか?
枝々が毒に冒されても、不思議ではない、
根が毒にぐるりと囲まれたのなら。
癩病の赤子が死んでも、不思議ではない、
情け容赦ない母が、乳房に毒を盛るのなら。
ならば罪に通行証を与え、好きに犯させ、
若さには、危険な放縦の手綱を渡しなさい。
法の厳しい禁令を塗り消し、
恥には恥を、罪には償いを定める
あらゆる戒律を、取り消しなさい。
いいえ、王のあまりに乱暴な欲望が
そうせよと言うなら、私は死にます、同意するより先に、
あの恥知らずな情欲の、共演者となるより先に。
ウォリックそうだ、今こそ私が望んだとおりに話した。
よく見よ、今の言葉を、私がどう取り消すか。
誉れある墓のほうが、はるかに尊い、
王の穢れた寝室よりも。
人が偉大なら、手がけることも偉大になる、
それが善であれ、悪であれ。
名もない塵でも、太陽の中を飛べば、
本当より大きな姿を見せる。
最も爽やかな夏の日こそ、いち早く腐らせる、
口づけているかに見える、忌まわしい死肉を。
大きな斧が打ちつければ、傷は深い。
罪は、それ自体を十倍も重くする、
神聖な場所で犯されるなら。
権威をもって行う悪事は、
罪であるうえ、罪の教唆だ。猿に
金襴を着せても、その衣の美しさは、
獣への嘲りを、いっそう大きくするだけ。
王の栄光と、おまえの恥との間には、娘よ、
広い野を埋めるほどの理屈を並べられる。
毒は黄金の杯にあるとき、最も醜く見える。
暗い夜は、稲妻によってさらに暗く見える。
腐った百合は、雑草よりはるかにひどく臭う。
栄光あるものが罪へ傾けば、そのすべてで、
反対の美徳がある分、恥は三倍となる。
さあ行く、わが祝福を、おまえの胸に残して。
だがそれを、最も重い呪いに変えよう、
おまえが名誉という黄金の名から転じ、
寝床を汚す、漆黒の恥の一派へ加わるときには!
伯爵夫人私も参ります。心がそちらへ転じたなら、
この体が魂を、果てなき苦悩へ沈めますよう!
