第一の牢番もう盗み去られる心配はない、錠を掛けられたからな。
牧草が見つかるままに、ゆっくり食っていろ。
第二の牢番そうとも、食う腹が見つかればな。
ポステュマス大歓迎だ、束縛よ! お前は道だ、
思うに、自由へ通じる。だが俺は、
痛風に病む者よりましだ。その男は、
確かな医師である死に治されるより、
永遠にそうして呻くことを選ぶ。死こそ、この錠を
外す鍵だ。我が良心よ、お前は
この脛や手首より強く鎖につながれている。善き神々よ、
悔恨という道具を与え、そのかんぬきを外させてくれ。
そうすれば、永遠に自由だ! 後悔するだけで十分か?
この世の父親なら、子供もそうして宥める。
神々はより慈悲深い。俺は悔い改めねばならぬか?
足枷の中ほど、うまく悔いる場所はない、
強いられるより、望んで着けた足枷だ。償いに、
もし我が自由が代価の大半なら、
我がすべてより厳しい返済を求めないでくれ。
あなた方は卑しい人間より慈悲深いと知っている。
人は破産した債務者から三分の一、
六分の一、十分の一を取り、減額して
ふたたび栄えさせる。だが俺の望みは違う。
愛しいイモージェンの命に、俺の命を取ってくれ。
同じほど尊くはなくとも、これも命。あなた方が鋳造した。
人と人の間では、硬貨の刻印を一つずつ量りはしない。
軽くても、像に免じて硬貨を受け取る。
あなた方なら、なおさら俺の命を取るはず、あなた方のものだから。大いなる力よ、
この決算を受け入れるなら、この命を取り、
冷たい証書を破棄してくれ。ああ、イモージェン!
沈黙の中、お前に話しかけよう。
シシリアスもうやめよ、雷を治める主よ、
命短い蠅に憎しみを
示すのは。マルスと争い、ユノを叱れ、
あなたの姦通を
責め、復讐する者を。
私が顔も見られなかった哀れな息子は、
善いこと以外に何をした?
息子が自然の掟を待ちながら
まだ胎内にいた時、私は死んだ。
ならば、人が言うには、あなたは
孤児の父なのだから、
あの子の父となり、守るべきだった、
この世を悩ます苦痛から。
母ルキナは私を助けず、
産みの苦しみの中で奪った。
こうしてポステュマスは私から引き裂かれ、
泣きながら敵の中へ生まれた、
憐れむべき子として!
シシリアス偉大な自然は、祖先にならい、
素材をあれほど美しく形作り、
あの子は世の賞賛に値した、
偉大なシシリアスの世継ぎとして。
兄ひとたび男として成熟した時、
ブリテンに、あの子と
並び立てる者がどこにいた?
あるいは、最もよく
その尊さを見定めるイモージェンの目に、
豊かな思いを実らせる者が?
母なぜ結婚によって弄ばれ、
追放され、
レオネータス家の座から投げ出され、
誰より愛する人から引き離された、
優しいイモージェンから?
シシリアスなぜイアーキモを放っておいた、
イタリアのつまらぬ男が、
息子のより気高い心と頭を
無用な嫉妬で汚し、
あの悪党の悪事に騙され、
嘲られる愚か者にするのを?
弟このため静かな座から来た、
両親と我ら二人が。
我らは祖国のために戦い、
勇敢に倒れ、殺された。
我らの忠誠とテナンシアスの権利を
名誉とともに守るため。
兄同じ勇気をポステュマスも
シンベリンへ示した。
ならばジュピター、神々の王よ、
なぜこれほど延期した、
その功績に当然の恩恵を、
すべて苦痛へ変えて?
シシリアス水晶の窓を開き、外を見よ。
これ以上、勇ましい一族へ
残酷で強大な
害を振るうな。
母ジュピターよ、我が息子は善い子、
その苦しみを取り去って。
シシリアス大理石の館から覗け、助けよ。
さもなくば哀れな亡霊である我らは、
ほかの輝く神々の会議へ
あなたの神性を訴える。
兄弟二人助けよ、ジュピター。さもなくば訴え、
あなたの正義から離れるぞ。
ジュピターもうやめよ、低い国の小さな霊ども、
我が耳を害すな。静まれ! 亡霊ども、よくも
雷神を訴える、その雷電が天から
反逆するすべての岸を打つと知りながら?
エリュシオンの哀れな影よ、去って休め、
永遠に枯れぬ花の岸に。
人間界の事故に押し潰されるな。
お前たちの心配ではない。我らのものと知っていよう。
最も愛する者ほど我は苦しめる。我が贈り物を、
遅らせるほど喜ばれるものとするためだ。満足せよ。
低く倒れたお前たちの息子を、我が神性が高く上げる。
慰めは育ち、試練はよく果たされた。
我がジュピターの星が誕生を支配し、
我が神殿で彼は結婚した。立て、そして消えよ。
彼はイモージェン姫の夫となり、
この苦難によって、遥かに幸せとなる。
この書板を胸の上へ置け、その中には
我が御心が、彼の満ち足りた運命を収めている。
さあ、去れ。これ以上騒ぎ立て、
辛抱のなさを示すな、我の辛抱を怒らせぬように。
登れ、鷲よ、我が水晶の宮殿へ。
シシリアス雷鳴とともに現れた。その天の息は
硫黄の匂いがした。聖なる鷲は、
我らを足へ乗せるように身を屈めた。その昇天は
我らの祝福された野より甘美だ。王者の鳥は
不死の翼を整え、嘴を腹いっぱいにする、
その神が満足する時のように。
一同感謝を、ジュピター!
シシリアス大理石の敷石が閉じ、神は入られた、
輝く根へ。去ろう! そして祝福を受けるため、
心を込めて、その大いなる命を果たそう。
ポステュマス(目を覚ます。)眠りよ、お前は祖父となり、俺のため
父を生んだ。さらに
母と二人の兄弟を作り出した。だが、ああ、ひどい!
消えた! 生まれるや、すぐここから去った。
こうして俺は目を覚ます。権力者の寵愛を頼る
哀れな者たちも、今の俺のように夢を見て、
目覚めれば何もない。だが、ああ、話がそれた。
多くの者は、得られると夢にも思わず、値もしないのに、
それでも寵愛に浸される。俺も同じ、
この黄金の幸運を得て、なぜか分からない。
どんな妖精がこの場所に出る? 一冊の本? ああ、珍しい!
新奇を追う我らの世のようにならないでくれ、外を包む衣が
中身より気高い世のようには。お前の働きが
約束に続き、我らの廷臣と最も違って、
約束と同じほど善くあれ。
ポステュマス「一頭の獅子の子が、自らはそうと知らず、探しもせずに見つけ、優しい空気の一片に抱かれる時。また、堂々たる杉から切られた枝々が、長い年月死んだのちに蘇り、古い幹へ継がれ、新たに育つ時。ポステュマスの苦しみは終わり、ブリテンは幸運となり、平和と豊かさの中に栄える」
これはまだ夢だ。でなければ、狂人でさえ
舌や頭で扱わぬような代物。両方か、何もなしか。
意味なく語る言葉か、意味が
解きほぐせぬ語りか。何であろうと、
我が人生の筋書きもこれに似ている。だから
共感だけを理由にしても、取っておこう。
第一の牢番来い、死ぬ用意はできたか?
ポステュマス用意どころか、焼けすぎだ。とっくにできている。
第一の牢番吊られる用意だぞ。それなら、よく火が通っている。
ポステュマスならば、見物人のよいご馳走になれたら、料理が勘定を払うわけだ。
第一の牢番あんたには重い勘定だ。だが慰めは、もう支払いを求められず、酒場の勘定も恐れずにすむこと。あれは楽しみを用意すると同時に、別れを悲しくすることが多い。食べ物が足りず火打石のように硬くなって店へ入り、飲みすぎてよろめきながら出る。払いすぎたと悲しみ、飲まされすぎたと悲しむ。財布と頭は、どちらも空っぽ。頭は軽すぎて重く、財布は重みを抜かれて軽すぎる。この矛盾から、あんたはもう解放される。ああ、一ペニーの縄が施す慈善! 何千もの勘定を一瞬で合計する。本当の借方と貸方は、あの縄だけ。過去、現在、未来のすべてを清算する。あんたの首がペンで、本で、計算玉。だから受取証がついてくる。
ポステュマス俺は、お前が生きるより陽気に死ねる。
第一の牢番確かに、眠る者は歯痛を感じない。だがあんたの眠りにつく男がいて、首切り役が寝床を手伝うとなれば、その役人と場所を替えたいと思うだろう。だってな、あんたはどちらへ行くか知らない。
ポステュマスいや、本当に知っている、牢番。
第一の牢番なら、あんたの死は頭に目があるんだな。そんな絵は見たことがない。あんたは知っていると称する者に道を教わるか、自分では絶対知らないことを知っているつもりになるか、あとの調査を自分の危険で一か八かやるかだ。旅の終わりにうまく着いたかどうか、戻って誰かに話すことは決してないと思うね。
ポステュマス言っておく、牢番、俺が向かう道を導く目がない者は一人もいない、目を閉じ、その目を使おうとしない者以外は。
第一の牢番なんと果てしない冗談だ。盲目へ向かう道を見るため、目を最もよく使うとは! 首を吊れば目を閉じる道なのは間違いない。
使者手枷を外せ。囚人を王のもとへ連れてこい。
ポステュマスよい知らせを持ってきたな。自由にされるため呼ばれた。
第一の牢番それなら俺は吊られる。
ポステュマスそうなれば牢番より自由だ。死人にかんぬきは要らぬ。
第一の牢番絞首台と結婚して、若い吊し台を生ませたい男でなければ、これほど吊られたがる者は見たことがない。だが良心にかけて、あれはローマ人とはいえ、あの男より純粋な悪党で、生きたがる連中がいる。それに嫌々死ぬ者もいる。俺もその一人なら、そうだろう。皆が一つの心を持ち、その心が善ければいい。ああ、牢番と絞首台は荒れ果てるだろう! 今の稼ぎに反することを言っているが、俺の願いには昇進が込められている。
