お気に召すまま
第 3 幕 第 1 場
フレデリック公爵、貴族たち、オリヴァー登場。
フレデリック公爵あれから会っておらんだと? おい、おい、そんなはずがあるか。
わしの身の大半が慈悲でできておらなんだら、
ここにおらん者を、わざわざ探して復讐の的にはせぬ、
おまえが目の前におるのだからな。だが、心してかかれ。
弟を探し出せ、どこにおろうともだ。
蝋燭を灯して隅々まで探せ。生死を問わず連れて来い、
向こう一年のうちにだ。できなければ、二度と
わが領内で暮らしを立てようなどと思うな。
おまえの土地も、おまえのものと呼ぶ財産のうち
差し押さえに値するものもすべて、わしの手で差し押さえる、
おまえにかけた疑いを、弟の口から
晴らしてみせるそのときまでな。
オリヴァーああ、この儀につきましては、公爵様、わたくしの本心をお察しくださいますよう!
わたくしは生まれてこのかた、弟を愛したことなど一度もございません。
フレデリック公爵ならばなおさらの悪党よ。——よし、こいつを叩き出せ。
その筋の役人どもに、
こいつの屋敷と土地を差し押さえさせろ。
手早く済ませて、追い立ててやれ。
一同退場。
