伯爵夫人ああ! それで、あの子の手紙を受け取っておきながら?
手紙を私に寄越すからには、あの子が今したとおりにすると、
分からなかったのですか? もう一度読んで。
執事(手紙を読む。)私は聖ヤコブの巡礼、かの地へ旅立ちました。
身のほど知らずの恋が、私のうちで罪を犯し、
それゆえ裸足で、冷たい地を踏みしめます、
聖なる誓いにより過ちを改めるため。
どうか書いて、書いてください、血に染まる戦の道から
私の最愛の主、あなたの愛しい息子が急ぎ戻るよう。
故郷で平和のうちに祝福されますよう、私は遠くから
燃える信仰をもって、その名を聖なるものとします。
みずから引き受けた苦役に免じ、私を許してとお伝えください。
あの人を憎むユノーたる私は、あの人を追いやりました、
雅な友のいる宮廷から、陣営の敵と暮らす地へ、
そこでは死と危険が、功ある者の踵を追う。
あの人は善すぎ、美しすぎる、死にも、私にも。
私はあの人を抱くがゆえに、みずから手放します。
伯爵夫人ああ、なんと鋭い棘が、あの子のいちばん穏やかな言葉にも!
リナルド、お前がこれほど分別を欠いたことはありません、
あの子をそのまま行かせるとは。私が話せていたら、
その決意をきっと翻させられた、
だが、こうして先を越されてしまった。
執事お許しを、奥方様。
昨夜のうちにこれをお渡ししていれば、
お追いつきになれたでしょう。ですが手紙には、
追っても無駄だとございます。
伯爵夫人どんな天使なら
この値打ちのない夫を祝福できる? あれは栄えられない、
天が喜んで耳を傾け、
願いをかなえることを愛するあの娘の祈りが、あれを
至高の正義の怒りから救わぬ限り。書いて、書いて、リナルド、
妻に値しない、あの夫へ。
一語一語に、あの娘の価値を重く載せなさい、
あれがあまりに軽く量る、その価値を。私の大きな嘆きも、
あれは少しも感じていないだろうが、鋭く書きつけて。
いちばん都合のよい使者をすぐに立てなさい。
あの娘が去ったと、運よく耳にすれば、
あれは帰るでしょう。そして願わくは、あの娘も、
それを聞けば、また足を速めて、
純粋な愛に導かれ、ここへ戻るように。その二人の
どちらが私により愛しいのか。私の分別には
見分けるすべもない。使者を用意して。
胸は重く、老いた身は弱い。
嘆きは涙を求め、悲しみは語れと命じる。
