リチャード三世
第 5 幕 第 2 場
リッチモンド、オックスフォード、ブラント、ハーバート、その他の者たち、太鼓と軍旗とともに登場。
リッチモンド戦友諸君、そして誰よりも親愛なる友人諸君、
暴政の軛の下で傷めつけられてきた諸君、
われらはここまで、この国の腹の奥深くへと、
遮るものもなく軍を進めてきた。
そしてここに、義父スタンリーから、
温かい慰めと励ましの手紙を受け取った。
あの惨忍で、血に飢えた、王位泥棒の猪——
諸君の夏の畑と実り豊かな葡萄の木を荒らし、
諸君の温かい血を泔水のように呑み干し、諸君のえぐられた胸を
餌桶代わりにしてきた、あの汚らわしい豚めは、
今やこの島のちょうど臍のあたり、
レスターの町の近くに陣取っていると聞く。
タムワースからそこまでは、わずか一日の行軍だ。
神の御名において、勇ましい友よ、勇んで進もう、
この一度きりの、血をもって購う峻烈な戦の試練で、
永遠の平和の実りを刈り入れるために。
オックスフォードひとりひとりの良心が千本の剣となって、
あの血まみれの人殺しに立ち向かいましょう。
ハーバートあの男の身内も、こちらへ寝返ってくるに違いありません。
ブラントあの男の味方は、恐怖ゆえの味方ばかり。
いざ一大事となれば、すくみ上がって離れていきます。
リッチモンドすべてわれらの追い風だ。ならば、神の御名において、進軍!
まことの希望は迅い、燕の翼で飛んでいく。
王をば神に変え、卑しき身をば王に変えるのだ。
一同退場。
