ヘンリー六世 第三部
第 5 幕 第 3 場
盛奏。勝ち誇るエドワード王が、グロスター、クラレンス、そのほかの者たちを伴い登場。
エドワード王ここまでは、われらの運命が、上へ向かう道を進み、
われらは、勝利の花冠で飾られている。
だが、この明るく輝く日の、ただ中に、
黒く、疑わしく、脅しを帯びた雲が見える。
われらの栄光ある太陽が、
安らかな西の寝床へ着く前に、その行く手へ立ち塞がる雲が。
皆、私が言うのは、王妃が、
ガリアで召集した軍勢のことだ。わが海岸へ到着し、
聞くところでは、われらと戦うため、進軍している。
クラレンス僅かな風が、すぐ、その雲を吹き散らし、
生まれた所まで、吹き返しましょう。
太陽の光そのものが、あの水蒸気を乾かします。
すべての雲が、嵐を生むわけではありません。
グロスター王妃の軍勢は、三万と見積もられております。
サマセットとオックスフォードも、あの女のもとへ逃げました。
息を整える時間を与えれば、間違いなく、
その一派は、われらと同じほど強くなります。
エドワード王親愛なる友らから、
敵は、テュークスベリーへ向かっていると、知らされた。
われらは、今、バーネットの戦場で勝利を得た。
ただちに、そこへ向かおう。意欲があれば、道は開ける。
進軍するにつれ、通り過ぎる、それぞれの州で、
わが軍勢は、さらに増えていくだろう。
太鼓を鳴らせ。「勇気を出せ!」と叫び、出発だ。
一同退場。
