タルボット慈悲深き王よ、誉れ高き諸侯よ、
陛下が、この国へお着きになったと聞き、
しばし、わが戦の手を休め、
主君への務めを果たしに参りました。
そのしるしとして、この腕は、これまで、
五十の砦を陛下への服従に引き戻し、
十二の都市、七つの堅固な城壁都市を従え、
さらに、名ある捕虜を五百人得た、この腕が、
陛下の足もとへ剣を落とし、
心からへりくだる忠義とともに、
勝ち得た征服の栄光を、
まず、わが神に、次いで陛下に捧げます。
ヘンリー王グロスター叔父上、この方がタルボット卿ですか、
長らくフランスに駐留していたという?
グロスターさようでございます、陛下、お許しくださるなら。
ヘンリー王ようこそ、勇敢な将、勝利を得た殿よ!
私が幼かったころ、今もまだ年寄りではないが、
父が、こう言ったのを覚えている。
これほど勇ましい戦士が、剣を握ったことはない、と。
そなたの誠実さについては、とうに確信していた、
忠実な奉仕も、戦での苦労も知っていた。
それでも、われらの褒美を味わったことはなく、
礼の一言さえ、報いとして受けてはいない、
今まで一度も、顔を見たことがなかったからだ。
ゆえに立て。これらの立派な功績により、
ここに、そなたをシュルーズベリー伯爵とする。
そして、わが戴冠式で、そなたの席に着くがよい。
ヴァーノンさて、おまえに話がある。海では、ずいぶん息巻いて、
私が、高貴なヨーク卿の名誉のために着ける、
この色を侮辱したな。
先ほど吐いた言葉を、今も守り通す勇気があるか?
バセットあるとも。おまえが、その生意気な舌で、
わが主サマセット公爵に浴びせた、
妬み深い吠え声を、守り通すほどにはな。
ヴァーノン小僧、おまえの主人は、その値打ちどおりに敬っている。
バセット何だと、あの方が何者だ? ヨークに劣らぬお方だ。
ヴァーノンよく聞け、違う。その証拠に、こいつを受け取れ。
バセット悪党め、軍法では、
剣を抜いた者は、直ちに死刑と決まっている。
そうでなければ、この一撃の礼に、
おまえの大事な血を、噴き出させてやるものを。
だが、私は陛下のもとへ行き、
この侮辱に復讐する許しを願い出る。
そのとき、おまえは高い代償を払って、私と戦うことになる。
ヴァーノンよかろう、下郎。私も、おまえと同じ早さで、そこへ行く。
そのあと、おまえが望むより早く、おまえに会ってやる。
