王諸卿、席を外してくれ。ウェールズ皇太子と余は
内々に話さねばならぬ。だが近くに控えておれ、
すぐにそなたらが必要になろう。
王神がそう望まれるのかどうかは分からぬ、
余が犯した何か不興を買う行いのゆえに、
その秘められた裁きにおいて、余の血から
余への復讐と鞭を育てようと。
だがそなたは、その生き方の道筋によって、
余に信じさせるのだ、そなたこそが
余の踏み外しを罰するための、
天の熱き復讐と笞として印づけられた者だと。
でなければ答えてみよ、
そなたが結びつき、接ぎ木されている、
あれほど法外で卑しい欲望、
あれほど貧しく、あさましく、淫らで、下劣な企て、
あれほど実のない快楽、粗野な交わりが、
そなたの血の偉大さに寄り添い、
そなたの王子らしい心と釣り合いを保てるものか。
皇太子恐れながら陛下、私は願うのです、
かけられている多くの嫌疑から、疑いなく
身を清められるのと同じくらい明快な弁明で、
あらゆる罪を晴らせたらと。
それでも、これだけの酌量をお願いしたい。
偉大な方の耳がしばしば聞かされねばならぬ、
媚び笑う追従者や卑しい風説屋どもの
こしらえた作り話の多くを退けたうえで、
いくつか真実であること、私の若さが
過ちを犯してさまよい、道を外れたことについては、
真の服従によって赦しを得たいのです。
王神がそなたを赦されるように! だが、ハリー、余は訝しく思う、
そなたの好みが、先祖代々の飛翔とは
まるで別の翼で飛んでいることを。
そなたは評議会の席を無作法に失い、
それは弟によって埋められた。
そして宮廷と、余の血を引く王族すべての心にとって、
そなたはほとんど異国人となっている。
そなたの時代への希望と期待は
損なわれ、あらゆる人の魂が
予言者のようにそなたの没落を先取りして考えている。
もし余があれほど姿を惜しみなく晒し、
人の目にあれほど乗り古された貸し馬のように映り、
俗な交わりにあれほど陳腐で安っぽくなっていたら、
余の戴冠を助けた世論も、
現に位にある者に忠実であり続け、
余を評判もない追放の身に置き去りにしただろう、
何の印も見込みもない男としてな。
めったに姿を見せなかったからこそ、余は動くだけで
彗星のように驚かれた。
人々は子供に「あれがその人だ」と教え、
ほかの者は「どこだ、どれがボリングブルックだ」と言った。
そして余は天からあらゆる礼節を盗み取り、
これほどの謙譲を身にまとって、
人々の心から忠誠を、その口から
大きな歓呼と挨拶を摘み取ったのだ、
戴冠した王の面前でさえも。
こうして余は己の身を新鮮に保った。
余の出現は、法王の祭服のように、
めったに見られぬがゆえに驚嘆された。そして余の威容は、
稀であるがゆえに豪奢に、宴のように見え、
その稀さによってこそ厳かさを勝ち得た。
あの跳ね回る王は、浅はかな道化者や
すぐ燃え上がってすぐ燃え尽きる粗朶のような才人どもと、
あちこちを気楽に歩き回った。己の威厳を梳き崩し、
王者たる身をはしゃぐ阿呆どもと混ぜ合わせ、
その偉大な名を彼らの嘲りに汚させ、
名に背いて、嘲る小僧どもを笑って喜ぶ顔をし、
髭も生えぬ、生意気に比べ立てる者どもの
突っかかりを受け止めた。
巷の通りの仲間となり、
人気というものに己を譲り渡してしまった。
その結果、日々人の目に飲み込まれるうちに、
人々は蜜に食傷して、
甘さの味を厭い始めた。甘さというものは、少しばかりを
少し越えれば、もう遥かに多すぎるのだ。
だから、いざ姿を見せる折があっても、
あの王は六月の郭公のようなものだった。
聞こえはするが、心に留められぬ。見られはするが、その目は
ありふれたことで病み、鈍っていて、
何の特別な凝視も与えぬ。
稀にしか輝かぬ太陽のような威光に、
感嘆の目が向けるあの凝視をな。
むしろ眠たげに瞼を垂れ、
あの王の顔の前で眠り込み、
陰気な男が敵に見せるような表情を差し出した。
あの王の出現に飽き、飽食し、満腹していたからだ。
そしてまさにその同じ線上に、ハリー、そなたは立っている。
そなたは卑しい交わりによって、王子たる特権を
失ったのだ。そなたのありふれた姿に飽き飽きしておらぬ目は
一つもない。余の目を除いてはな。この目はそなたをもっと見たいと願ってきた。
そして今、この目は余が望まぬことをしている——
愚かな情愛で自らを盲いさせているのだ。
皇太子これからは、この上なく慈悲深い陛下、
私はもっと私自身になります。
王まったくもって、
今このときのそなたが、あのときのリチャードであった。
余がフランスからレイヴンスパーへ足を下ろしたときのな。
そしてあのときの余が、今のパーシーなのだ。
今、余の笏とこの魂にかけて言う、
あの男のほうが、継承の影にすぎぬそなたよりも、
この国家への値ある権利を持っている。
何の権利もなく、権利らしい口実さえないのに、
あの男は王国じゅうの野を武具で満たし、
獅子の武装した顎に向けて軍を起こし、
そなたと同じだけしか年に借りがないくせに、
古参の諸卿や尊い司教たちを率いて、
血みどろの戦と、打ち合う武力へ導いている。
あの男がどれほど不滅の名誉を勝ち取ったことか、
名高いダグラスに対して! そのダグラスの高い功業、
その激しい侵攻と武名は、
キリストを認めるあらゆる王国において、
すべての兵士の中で第一の地位と
軍事上の最高の称号を保っている。
このホットスパーは、産着に包まれたマルスは、
この幼き戦士は、その企てにおいて三度も
偉大なダグラスを打ち破り、一度は捕らえ、
そして放免して友としてしまった。
深い反逆の口を満たし、
我らの王座の平和と安全を揺るがすためにな。
これについてそなたは何と言う? パーシー、ノーサンバランド、
ヨークの大司教、ダグラス、モーティマーが、
我らに逆らって盟約を結び、蜂起している。
だが、なぜ余はこの知らせをそなたに語るのか。
なぜ、ハリー、余は敵のことをそなたに語るのか。
そなたこそ、余の最も近く、最も親しい敵であるのに。
そなたなら、臣従の恐れから、卑しい気質から、
癇癪の発作から、
パーシーの給金で余に刃向かい、
あの男の踵につきまとい、その顰め面に会釈しかねぬ。
どれほど堕落したかを見せつけるためにな。
皇太子そうお思いにならないでください。そうではないとお分かりになります。
そして、陛下の善き思いを私からこれほど遠ざけた者たちを、
神がお赦しくださいますように!
私はこれをすべてパーシーの首において取り戻します。
そして何か栄えある一日の終わりに、
大胆にも申し上げましょう、私はあなたの息子ですと。
そのとき私は血ずくめの衣をまとい、
血の仮面で顔を汚しましょう。
それを洗い流せば、恥もろとも磨き落とされるのです。
そしてその日こそ、いつ訪れるにせよ、
この名誉と名声の申し子、
この勇壮なホットスパー、この誰もが讃える騎士と、
あなたが思いもかけぬハリーとが、出会う日となりましょう。
あの男の兜に載るあらゆる名誉が、
どうか無数でありますように。そして私の頭の上の
恥辱も倍でありますように! 時は来るのです、
私がこの北の若者に、その栄えある功業を
私の恥辱と交換させる時が。
パーシーは私の代理人にすぎませぬ、陛下、
私のために栄えある功業を買い集めておく代理人です。
そして私はあの男に厳しく決算を迫り、
栄光をひとつ残らず引き渡させます。
そう、その時代のどんな些細な誉れまでも。
さもなくば、その勘定書きをあの男の心臓から引き裂いてやります。
これを、神の名において、ここに約束いたします。
もし神がこれを果たすことを良しとしてくださるなら、
どうか陛下には、私の不節制がもたらした
長年の傷を癒していただきたい。
そうでなければ、命の終わりがすべての証文を消しましょう。
そして私は十万の死を死にましょう、
この誓いの最も小さな一片でも破るくらいなら。
王十万の反逆者がこれによって死ぬ。
そなたにはこの件で指揮権と至高の信任を与えよう。
王どうした、善きブラント? そなたの顔つきは急ぎに満ちている。
ブラント私が申し上げに参った用件も同じでございます。
スコットランドのモーティマー卿が知らせてまいりました、
ダグラスとイングランドの反逆者たちが、
今月十一日にシュルーズベリーで落ち合ったと。
双方の約束がすべて守られるならば、
それは強大にして恐るべき軍勢であり、
かつてこの国に不正を仕掛けたどんなものにも劣りませぬ。
王ウェストモーランド伯は今日出発した。
それに余の息子、ランカスターのジョン卿も一緒だ。
この報せは五日前のものだからな。
来たる水曜日に、ハリー、そなたは出発せよ。
木曜には余自身が進軍する。落ち合う場所は
ブリッジノースだ。そしてハリー、そなたは
グロスターシャーを通って進め。この計算でいけば、
用向きの重さを考えても、十二日ほど後には
我らの全軍がブリッジノースで合流できよう。
我らの手は用事でいっぱいだ。さあ行こう。
人が手間取っている間に、好機は肥え太るのだ。
